◆
とうとう寒気がこの地域にもなだれ込んできたようです。
朝から雨が降り止まず、時間と共に地上の熱が奪い取られていくのが判ります。
日が沈む頃になると、寒くて暖房を点けてしまいました。
サンサンと照りつける猛暑も嫌いですが、空から降り落ちるものを気にしながらの生活も憂鬱で、これから寒さも加わる季節が訪れるとなると、気が重くなります。
人間って、なんとわがままなことかと思ったりもしますが、自然の力を動かせる訳もなく、結局は受け入れて共存していかないといけないんですよね~
寒さ対策をそろそろ考えないと・・・。
墨色の紬地をちりめんの染め帯でコーディネートしてみました。
すると、この組み合わせがとてもアンティークぽくって、気に入っています。
銘仙柄みたいな縞の着物に、帯の両端を紅色っぽい色で絞りのように見せた鹿子(かのこ)模様が、その雰囲気を引き出しているのでしょう・・・。
そればかりか、帯に紫で葵(あおい)の模様が入っているところに、クラッシックな感覚を越えた おしゃれ感が存在しているように思います。
それに年代幅も広いく、充分おしゃれを楽しむことができるのではないでしょうか・・・。
ところで今度の日曜日、妻の三回忌を行いますが、この頃になると当時の苦しかった頃のことを思い出します。
あの悲しい出来事から2年が過ぎようとしているんですね~
お母さんの存在を時間が遠ざけて行くのかもしれませんが、何か事ある度に元気だった頃のお母さんを思い出しています。
そして、もう一度会いたいと・・・。
そんな心境で文字を書き入れている自分です。
随分苦労を掛けてしまったな~
なのに、いつも私達家族のことを気遣ってくれていてありがとう。
僕はお母さんの笑顔が好きでした。
おしゃれにこだわるところは私の自慢の妻で鼻が高かったな~
だけどそんなことは一度も口にしたことがなかった自分。
素直でなかったことを、今になって反省しています。
誰にでも優しく、動物が好きで、風呂上がりには必ずビールを口にしては、この一杯がたまらなく美味しいと言っていたお母さん。
目の前にいないことが不自然でしたが、今はそれも慣れました。
充分な事をしてもらっていながら、お返しが出来ないままに姿を消してしまったお母さん。
とても無念でしたが、いつか会える時には、子供達の幸せの姿を届けたいと思っています。
三回忌には皆が集まります。
その時に、また会えることを楽しみにしています。
2年前の10月27日の朝、病院に運び込む決断をした日でした。
なんだか湿っぽくなってしまいましたが、2010年10月26日を閉じることにします。
急に寒くなったこともあり、くれぐれも風邪には注意してください。
それではお休みなさい。