今日は30度越えの暑い一日でした。
夏を迎えるステージは整い始めていますが、お客様の動きが鈍いことを心配しております。
毎月いろんなことを考えて駒を動かしていますが、店の都合に合わせて動いていただけないのがお客様で、夏物バーゲンが近づいているだけに穏やかではありません。
そのような現状を受け止めて翌月の店作りを組み立てなければなりません。
7月は毎年恒例になっている「決算の会」を考えていまして、販促物を印刷に回したところです。
決算を前にして年に一度だけ、店内の商品がすべて割引になる会です。
その中には浴衣などの旬な商品や新しく店に届いて品も含まれていて、店側としては心が痛む会といえます。
なぜなら、割引をするために仕入れた商品ではないからです。
しかし会計士さんからは在庫を少なくするように言われていて、とっても辛いところがありましてね~
そのような心情を会のタイトルに付けたのが、「決算は辛い!涙市」です。
すでに、「◯◯のあの柄は、いくらぐらいになるの?」との問い合わせが入っていて、5日間限定で我が家の娘たちに割引価格を付けなくてはなりません。
また、信頼していただいているお客様にガッカリさせてしまうことがあってはなりません。
今日も閉店間際に大切なお客様がお越しになられていたのですが、手にされたいと思っていらっしゃる夏の帯締めが割引になるから、「涙市」までお待ちになるように言いました。
信頼してくださっているお客様への対応。
着物の買い控えや市場の夏物バーゲン。
決算前の在庫を減らさなくてはならない店側の事情。
いろんなことが絡み合った中に可愛い娘たちがいるもので、割引きというものは辛いものがあります。
少しでもお安く買い物をされたいと思っていらっしゃる方には、店側の気持ちをご理解いただくことはできないでしょうが、そのことも含めて涙が流れる昨今です。
店作りの駒を進めるということは、考えることが多くあって骨が折れるものですね。
口説きが多くなりましたが、今日はこれにて閉店と致します。
では、お休みなさい。