京都の仕入れ先が日替わりのように店に来ていて、近況を聞かせてもらっています。
明るい話題が少なくなっていて、これまでと変わらず真面目な商売をしている先が苦戦をしているというから腑に落ちません。
道理が通らない話です。
品質の良い商品を適正価格で販売するという、極めてシンプルな接客法では満たされない消費者心理が働いているのかもしれません。
着物が分からない人が多くいるから、値引を前面に押し出す販売法であったり、特典付といった感じの販売テクニックを巧みに活かしている先が結果を残しているとか・・・
実態を掴めていないので、担当者の話を何処まで信じていいのか分かりませんが、こんな話ばかり聞かされると、自分が取り残されているみたいで寂しくなります。
大きな岐路に立たされている気がしますが、これまで学んで来たことや経験したことに加えて、テクニックやＩＴが必要となった和装業界。
年を重ねた者たちが口を揃えて言葉にするのは、「時代が変わってしまった！」と呟く姿。
跳ね返す力がないと呑み込まれてしまいます。
業界に吹く風は優しくありませんが、こんな時代だから信じる力が必要なのでしょう。
呉服店が少なくなっているから、店の価値を高めて行くことを考えなくてはならないのでしょう。
難しい問題が山積みになっていますが、この店を信じてご利用していただけるお客様のためにも、期待に応えられる店にならなくてはなりません。
そんな折に、私の次元とはまったく違う世界で驚くニュースが飛び込んでまいりました。
それは一瞬にして信頼と信用を失う事件で、常識では受け止められない欲望の世界。
凡人には理解不能としか言いようがありませんが、モラルを欠いたビスネスに勝利がないことを物語っていたように思えました。
その真実が司法によって明かされようとしていて、興味深く見守っていきたいと思っているところです。
何を信じていいのか分からなくなっている時代ですが、大切にしたいことを問いかけながら踏み出せる自分でいたいです。
22日からの「15万円以下の着物や帯の会」に向けて長襦袢にも感謝価格の値段が付けられました。
おしゃれな着物や帯を多く取り上げているもので、長襦袢にもこだわりを持っていましてね～
割引きをするようなことがありませんが、この感謝祭の期間中は2割引きとさせていただきます。
いろんな種類の長襦袢を用意していますので、おしゃれな長襦袢のお誂えをご検討されてみてはいかがでしょう。
附下にも感謝価格が付けられましたが、他に訪問着もこの会に出させていただきますので期待していただけたらと思っております。
映像だけのものになってしまいましたが、明日はもう少し詳しい情報を添えて記事にしたいと考えています。
それではこれにて・・・
お休みなさい
