常に店はショールームのような商品を見せるディスプレーに心がけていまして、商品を見せるということに心がけています。
車で行き交う人がウィンドーを見て、気に掛かる商品に出会えるのではないだろうかとか、来店された人が、今時のお洒落な品に触れることで感性を豊かにしてくれるのではないか。
他にも店主の想いを商品ディスプレーに表現するように心がけています。
そのことで、新規のお客様が「こだわった商品を揃えている店だ!」とか、時には思わぬ衝動買いに結び付くことがあるので、商品ディスプレーを見せるということに、人一倍気を付けているつもりです。
しかしその商品ディスプレーが裏目に出ること時々ありましてね~
それは商品の色ヤケです。

色ヤケしたきもの/ガッカリさせられる
この画像は当店がオリジナル商品として竺仙さんで染めてもらった兎柄小紋ですが、それが色ヤケしていましてね~
気づいたのは最近のことで、反物で巻いてある先の生地と、奥の生地を、画像のように横に並べてみると、地色の色が違っていることが一目で分かって、「やってしもた~」と ガックリ。
やけた部分は長さにして約190㎝くらいで、その長さからこの着物を陳列していた時に色ヤケしたにとが想像できます。
新しい商品だけにショックで、しばらく仕事が手につきませんでした。
私の過失なので、自分を責めるしかありませんが、このままでは商品として販売することができません。
ヤケ直しをしなければなりませんが、色無地の色ヤケと違って、柄が細かく入っているのでお直しが困難だと聞いて、再びガックリ。
このようなことが起こると、商品を陳列することにためらいを持つようになります。
特にウインドーは朝日が射し込むので、開店してもウインドーを開けずにいますが、特に今年は9月20日近くまで夏の日差しだったこともあってウインドーディスプレーには気を付けていました。
どうであれ、私の油断から招いたことだけは確かなようです。

色ヤケしたきもの/当店のオリジナル小紋
こちらのヤケ直しが出来ないとなれば「B反」扱いとなるわけで、正規のお値段では販売できません。
お値段を半額以下にさせていただいて、仮に着物として仕立てた場合は、
❶ 色ヤケのある箇所を下前に持ってきて、縫い上げるという方法が一つ。
❷ 長羽織として仕立てる。
❸ 染の名古屋帯として仕立てる。
この3つの選択肢があるかと思っていて、もしも興味をお持ちでしたら連絡ください。
今日は何のためにもならない記事となりましたが、お客様から見えない店内でいろんなことが起きていて、慌てたり落ち込んだりの繰り返し。
これが仕事なのかもしれないが、もう少し明るいニュースが欲しいと思っている私です。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







