男性の角帯の魅力を語る・そして伸び悩む和装業界の中で受け止めておきたいこととは

本筑リバーシブル角帯

季節を間違えてしまいそうな春の陽気になり、家の中にじっとしていられない成人の日の祝日になったのではないでしょうか?

 

昨日に引き続き青空が広がりましたが、こんな日は遠くに出かけたい気持ちになります。

ドライブだけでも満足できるのではないかな~

 

そんな簡単なことが私には叶いませんが、店にいてもお客様がお越しにならないもので、無駄な時間を使ってしまったと寂しさを覚えております。

 

 

青空を見ながら、過去、現在、未来を振り返る時間がありましたが、何にでもチャレンジができた20代に比べたら、家族を守る責任も付いて来て、失敗や辛い経験がトラウマのようになり、無茶ができなくなってしまった気がします。

 

今は子ども達も独立していて、一人暮らしとなれば誰にも気を遣わずに何でもやれそうですが、合理的になった社会の仕組みに順応できなくなっていましてね~

 

生活を支えてくれてる今の仕事は、時代の流れの中で需要が激減して行って、それに伴い物作りのエキスパートや問屋さん、同業者でもある呉服店さんも少なくなっていって、この業界に足を踏み入れた時とは大違い。

 

この世の中は、必要とされているモノやサービスは成長を遂げていて、必要とされていないものは力を失っていくものです。

 

その力関係の中に呉服店が存在している訳ですが、趣味の世界に入ってしまった着物をどのようにして興味を惹くものにしていったらいいのでしょう。

 

 

明日は今年初めての京都入りです。

仕入れ先を廻って店に必要な商品や新しい提案ができる商材を見つけ出したいと考えていますが、店作りの青写真に添うものでなくてはなりません。

 

生活必需品と言えなくなった商品を扱う店として、その価値をどう高めて行くかがこの店に課せられた課題です。

 

時代の変化を踏み台にして、何ができるのかをもっと真剣に考えないといけませんね。

 

 

話題は替わります。

 

先ほども着物が趣味の世界に入っていることを話しましたが、男性が着物でおしゃれされる方が増え始めているようです。

 

私が言うもの変ですが、男性の着物姿って女性よりもカッコいいと思うときがあります。

 

基本的に男性の着物や羽織は無地っぽいものが多く、女性の着物のように柄が沢山入っていたり、色が多く入ったものは極めて少ないと言えます。

 

その意味で色合いというストレートな着こなし法で、着物と羽織などの色の取り合わせで、いなせな男性になることもあれば和服姿の一般的なおじさん系でまとめることもできます。

 

それらの装いには角帯の色合いが重要になっていまして、ひと昔前の紺、黒、茶、グリーンの色だけでは満足していただけない時代になりました。

 

何故ならお洒落をするのに、欠かせないアイテムになっているのが角帯だからです。

 

 

 

 

本筑リバーシブル角帯
本筑リバーシブル角帯

 

ここに紹介させていただいた角帯の色合いをご覧になると、お洒落な色合いが増えたことが見て取れるかと思います。

 

角帯の柄は縦縞と横縞でリバーシブルタイプにした品で、締めやすさでは着物ファンから絶大な人気を集めている博多織の角帯です。

 

 

締めやすさは使っていただかないとご理解いただくことができませんが、着物と羽織の色合いにどのような色を加えたらカッコよくなるかを考えるのも男性の着物の楽しみ方かと思ってます。

 

 

 

 

本筑リバーシブル角帯
本筑リバーシブル角帯

 

こちらの角帯になるとワンランク上の品になり、細かな市松で柄を模様を表現したリバーシブル角帯です。

男らしい柄でしょう・・・

 

ワイン色の角帯って、これまでになかった色だけにカッコいいと思われませんか?

 

リバーシブルになる色合いにも微妙に色を変えていて、二度楽しめる角帯かと思っています。

 

男性の角帯は女性の着姿のように主役の座に座ることができませんが、色合いのトータルバランスでお洒落を楽しめるだけに吟味されてみてください。

 

着物に羽織、そこに角帯の色が入ってお洒落が決まる。

女性物には負けないカッコ良さがあって私は好きですね~

 

では今日はこれにて・・・
お休みなさい。