3日間の「百の絵展」が本日の午後五時を持って幕を閉じつこととなりました。
今回の会に足をお運びいただいたお客様には心より感謝申し上げたいと思います。
ありがとうございました。
和のインテリア部門として久しぶりに取り上げた絵とタペストリーの世界で、催事中はお天気にも恵まれて期待を寄せるものがありましたが、少し勝手が違っていたかもしれません。
今回の会を振り返ってみて、まず先の私の店のために貴重なお時間を使って下さいました仕入れ先の社長さんにお礼を申し上げなくてはありません。
ご一緒にお仕事をさせていただいて、物作りの現場の苦しみや新しい商品を作り出すための発想の視点など、メーカーさんとしての役割と責任の重さを教えていただけたように思っております。
そして彼は私に言います。
これからは物流の中間に位置する問屋さんがいらなくなる時代が来ると。
そして物作りの立場から世界に通用する商品を作り出していかないと国内の市場では生きていけないことも話されていました。
そのことを念頭において新しい商品の開発に臨んでいるそうです。
私より二つ年下の経営者でもあり作家さんでもありますが、刺激になるものがあり、ある意味で考えさせられるものがありました。
一方で消費者に目を向ければ、物を飾るという習慣が年々少なくなって来ていて、のれんやタペストリーなどのたぐいの生産が激減していることを感じております。
その中で心を潤す商材をいかにして見つけ出すかが課題となっていて、今回のような形で提案をさせていただいた次第です。
手放しで喜べる結果ではありませんでしたが、それでも新しい発見もあり次の繋がる切っ掛けにできればと思っているところです。
こちらの赤富士は今回出品させていただいた「なかお・けん」氏の作品となるものですが、何か一つでいいから日本一となるものを探し出せたらと思っています。
夢物語だけではトライできないことを承知しながらも、心を折らす志であってはならないと思っていて、自分との戦いはこれからも続くのでしょう。
次は今週14日(木)に開かれる、ちりめん細工干支作りのワークショップが控えていまして、その段取りを整えなくてはなりません。
取りあえず目の前の催事を終えることができたので、今晩はゆっくりしたいと思っております。
ではこれにて・・・
お休みなさい。