コロナで始まりコロナで悩まされた5月が幕を降ろそうとしています。
大きの仕入れ先が休業していまして、ここに来て動き始めた感がありますが、新型コロナ感染対策は業界に大きなダメージを与えるものになっていまして、私も含めてエネルギーを吸い取られていくことへの危機感を感じてるこの頃です。
花火大会や夏祭りなどが中止になり着物を着る場が失われていく。習い事の発表会も自粛ムードが広がっていて、ここでも着物を着る機会が失われています。
店側が着物を着る機会を作ろうと思っても、感染二派のことを考えると思いきれないし、仮に企画を組んだとしてもお客様を集めることが難しい状態になっています。
このことが業界に大きな波紋を広げていて、人も商品もお金も動かないとなれば呉服店が激減しても可笑しくない状況下にあるのではないでしょうか?
着物を販売する先が少なくなれば、流通という川の流れは細くなり、問屋さんやメーカーさんはこれまでのやり方では通用しなくなることは目に見えています。
あくまでも仮説の話ですが、この状態が4・5か月続き改善が図れないとなれば、「着物業界の崩壊」が起きても不思議ではありません。
着物愛好家も、きもの専門店さんも、物作りの会社も無くなることはないでしょうが、どの分野でも件数が少なくなっていくことが考えられます。
さまざまな分野で物事が整理されていくのでしょう。
小売店では催事型の販売方法は少なくなっていくのではないでしょうか?
より緻密なネット戦略の活用法と実店舗を活かしたコツコツ形の接客法でファンを増やしていくことが望ましいのではなかと考えています。
要はネットを店作りの中で活かし、商品の魅力と独自のサービスの在り方を追求していくことかと思っています。
そして仕入れ先とのパイプを太くしていくことも忘れてはなりません。
明日から新しい月が訪れます。
店内は夏物に特化していきたいと思っていますが、ゆかた関係の商品をいかにしてネット上で販売していくかがこの店の大きな課題になっています。
そして店内ではこの和柄Tシャツがとても評判が良くて、ここ数日リピーターの来店が増えていて、6月も父の日が控えているのでアピールしていきたいと思っています。
6月も現実を突き付けられるのでしょうが、同業者が同じスタートラインに立っているとしたら、頑張ってV字回復の道を探ってみたいし、何か信じれることを掴み取ってみたいと考えています。
その意味でも明日京都に出向いて、新しい店作りのヒントになるものを手にして店作りに活かしたいと思っています。
そして今日は妻の月命日で、一月ぶりに妻に会ってまいりました。
妻も全世界で起きている新型コロナウイルスの脅威に驚いているのではないかと思っていますが、何が起きてもいい方向に向かうことを信じてパワーを与えてくれることを頼んできました。
とにかく6月を踏み出してみます。
遠くから私たち家族を見守っていてくださいね。
それではこれで5月を閉じることと致します。
では、お休みなさい。