秋商戦がスタートしたましたが、残暑が続いていることもあるのか来客が伸びなくて寂しい現実を味わっています。
何事においても筋書き通りにいかないものですが、ここで自分に問いただしたいのは、考え抜いた販売戦略法に基づいた商品と販促が整っているかを検証しなくてはなりません。
コロナ禍だからとか、残暑が厳しいから客様が来ないのは仕方ない。と、外部環境のせいにしていまっていて、結果として跳ね返ってくるのは経営難となるのではないでしょうか?
そんなことを思っていた時に、ある仕入れ先の重役さんが店を尋ねてくださいましてね~
多くの社員さんがいらっしゃる仕入れ先で、このコロナ禍で過去に経験したことのない苦境に立たされていて、専門店さんの意見を聞きたくて寄ってくれたのではないかと思います。
今の和装業界は川上から川下まで、コロナ禍の中で厳しい状況に置かれていて、規模の大きな会社も個人商店も横一線に並んでいると言っても過言ではありません。
ここをどう乗り切るかですが、その答えを探しだ出ないもので皆が右往左往している状態です。
二人でコロナ禍で変わってしまった変化を互いに言い合い、この先どう動くかの話になると、誰も経験したことはない世界だけに不安を掻き消すことができないんですね~
だから私の考え方をお話させていただくことに・・・
ひとつの会社を畑だとしたら、コロナ禍だから仕方がないとか、何をしても結果が出ないとか、ダメ話ばかりしていたら畑は痩せて行くばかりで、痩せた畑にどんな苗を植えても育たないだろうし、成長が望めたとしても、お美味しさに欠けいて見掛け倒しになるのではないだろうか。
そう考えると栄養価の高い畑にしないと、美味しいお米や野菜は作れないと思わなくてはなりません。
そんな考え方でいると、心を綺麗にする掃除は欠かせないだろうし、身なりを正したり、挨拶や上下関係の無いたわいもない会話を交わしたりして、夢を語れる環境を整えて行くことが大切なのではないだろうか?
全てはここから始まり、数字とは別次元の成功事例のようなものを一つ一つ拾い上げて行くことが、栄養価のある畑を作っていくのでしょう。
そして経営者は明確な方向性を示して、社内での信頼を高めていく努力が求められている気がします。
まずは、一つでいいから意識改革が図れるであろうことに取り組んでみて、化学変化が起きるまで続けることが大切なように思うのですが・・・
気が付けば耕した畑に、夢という苗が植えられていることでしょう。
このことは自分に言い聞かせていることでもあり、お金が掛からないこともあって普段から呟いていることです。
現実の厳しさを味わいながらも、譲れない考え方がそこにあります。
彼とこのような話をさせていただいたのは初めてのことで有意義な時間でした。
秋は近いようで遠い感じがしていますが、いつお客様がお越しになられて素敵な秋をお届けしたいと店内は秋の設え。
特に秋暖簾は心を豊かにさせてくれるものがありまして、雰囲気が出るんですね~
お客様とこの場でいろんなお話をさせていただきたいのですが、もう少し時間がかかりそうです。
新しく揃えた秋暖簾が私の気持ちを高めてくれていますが、タペストリーとしての使い方も悪くないと思いませんか?
気持の切り替えにもなりますし、お勧めさせていただきたいひと品です。
生意気なことを書いている感がありますが、豊かな心でコロナ禍と向き合って行けたらと思っている私です。
ではこれにて・・・
お休みなさい。