夕方になって気温が一段と低くなり始めていて雪が降り始めるような気配。
成人式の頃に降った雪がようやく消え、お客様の来店が増え始めたというのに、ふたたび雪が積もるのでしょうか?
週末の天気が気にかかるところですが、新しい年を迎えた1月も数日で終わろうとしています。
仕事らしい仕事をしないままに終わってしまう感じがしますが、この不完全燃焼から溜まったガスをバネにして、新しい風を起こさないといけないと思っています。
2月の店作りの青写真を手にして一歩ずつ。春を引き寄せられる店にしたいです。
ニュースや報道番組がコロナ関連の話題ばかりで、社会生活がどうなっていくのか心配でなりません。
車で走っていても空き店舗が目に付くようになっていて、経済の復活が見えてこないことに不安を覚える日々です。
世界のコロナ感染者が一億人なったとの報道がありましたが、一年前はこんな大事になるとは思ってもいませんでした。
世界がワクチン接種に向けて動き始めたことは明るい話題ではありますが、それも数ヶ月先のことで、マスクなしの生活が戻る日はいつ来るのでしょうか。
考えささせられるものがありますが、そんなコロナ禍だからこそ、一人一人が明るい話題を出して、目の前にいる人を元気づけることが大切ではないでしょうか?
それがコロナ対策に繋がるものだと考えるところがあって、人を立ち振る舞いを非難する時ではない気がしてなりません。
壊れかけた社会をワクチンに頼るのではなくて、心を健康にしていくことが臨まれます。
目の前に迫る2月は節分から始まり、バレンタインデーと続き、卒業式や春の甲子園が待っていますが、できる限りコロナ前の熱い話題が出せるように務めなくてはなりません。
がっかりさせられる話題はもういりません。
そして穏やかな日差しの中で、心に咲いた花を花見ができる社会を取り戻さなくてはなりません。
そう願いたいし、そうなるために何ができるのかを考えながら仕事の中で生かしていけたらと思っています。
春はもう少し先かもしれませんが、お子さんが入学式を迎えられる先のお母さんは、ご自身の準備もしておかなくてはなりません。
どのような装いで入学式を迎えたいのか、何を用意しないといけないのか、その支度も必要かと思います。
ダンスの中にある着物で迎えたいとお考えの方は、まず先に着物や帯、長襦袢の状態に問題がないかを確認することから始めてください。
カビが出ていたりたたみジワがひどい場合には、お直しが必要だし、長襦袢に半衿が付いていなかったり汚れている場合は、新しい半衿を取り付けなければなりません。
仮にそれら一式をご親戚からお借りする場合は、ご自身の体格に合ってものなのかを確かめておく必要があります。
面倒かもしれませんが、それらの確認を済ませておかないと、着物を着る直前になって慌てることになります。
加えて和装小物が揃っているかの確認も必要です。
ご自身で判断ができないときは、着物に詳しい人に相談されたり、きもの専門店さんに持ち込んで見てもらってください。
そこまでのことを済ませておくと後は着付けの段取りだけで、安心して着物をお召しいただけることでしょう。
また、新しく着物を準備されたいとお考えの方は、今からでも間に合います。
そこで今日は、お母さんの入学式の着物としてふさわしい加賀友禅の付下げをコーディネートしてみたので、参考にされてください。
付下げという着物はフォーマル着の一つで、厳かな場とあって、華美な装いは避けられた方が良いとされています。
ここにアップ付下げは、付下げの柄の付け方としてはこざっぱりしていて、品の良さをかもし出している着物と言えるでしょう。
合わせる帯は二重太鼓となる格のある袋帯を持ってくることが一般的で、着物が花柄だけに幾何学模様の帯がバランスが取れて綺麗な装いになることでしょう。
できれな着物の地色は薄い色合の方が優しく当たり、見た目にも品の良い華やかさがあると思います。
きもの専門店さんで相談されると、プロの見立てをしていただけるのではないかな~
後はご予算の問題かと思います。
見立てをお願いされる場合は、ご予算を伝えておくことが大切です。
取り上げた付下げは地元の作家さんが描き上げた加賀友禅の着物で山茶花の模様になります。
椿柄と似たところがありますが、優しい描き方をしていて、裾にぼかしが入っているいるから模様に立体感が出ているのでしょう。
加賀友禅らしい一品です。
参考になるものであれば幸いです。
夜風が建物を叩く音がしてまいりました。
明日は雪となるなる気配で、少しゆうつになっています。
ではこれにて・・・
お休みなさい。