店作りをしていく中で心がけていることは、四季の和の暮らしをお届けできる店でありたいというのがこの店の考え方です。
着物であれば訪れる季節にあったお洒落な装いで、心が和む和のインテリアや小洒落た和雑貨にもこだわった品揃えができればと日夜和物と戯れております。
そのような店作りをしていく中で欠かせないキーワードがありましてね~
それはお洒落な生活であり、お洒落な着こなしなんですが、その言葉からもお分かりかと思いますが「お洒落」という単語です。
たまたま手にした本を開く「お洒落」という単語が目に入りましてね~
一言で言えば「遊び心とワクワク感」だそうですが、その一説を紹介してみたいと思います。
お洒落の語源は「され」です。「曝れ(され)」と「戯れ(され)」の二説があります。
「曝れ」説は、雨風にさらされて、色あせることから、洗練されているという意味になったとしています。
一方で「戯れ」説は、ふざけたり、たわむれたりすることから、機転がきいているという意味になったとしています。
どちらが正しいのかわかりませんが、お洒落な装いの「洒落」も、お笑いの駄洒落の「洒落」も、もとをたどると同じなのです。
今では、服装以外のことにもお洒落という言葉が使われるようになってきて、「センスがいい」という範囲が広がってきました。
お洒落という言葉に含まれる遊び心、あか抜けした雰囲気、粋、ワクワク感・・・。どれも暮らしを豊かに彩るものばかりです。
文章を読んでいて呑み込めないところもありましたが、「和をベースに暮らしを豊かに彩る店」を目指しているんだと認識を深めた次第です。
現代人の生活様式は昔とは変わってきていますが、一途に目指したい店を温めていくことがこの店のスタンスだと言えるよう、美意識を高く持ってお洒落な店を作っていけたらと思っています。
さて、桜の季節が去ると匂い始めるのが初夏の香り。
店内はその準備に追われていますが、今日はその初夏の香りを伝える麻のれんを紹介したいと思います。
それが幅90㎝×丈150㎝の中に描かれた柳にツバメと菖蒲の手描き麻のれんです。
「水辺」という商品名が付けられていましたが、こうして眺めていると爽やかな風が吹いている感じがして、その風が心にまで届く感じがしませんか。
柳の下を通り抜けるかのようにツバメが二羽描かれていて、これから巣でも作るのでしょうか?
水辺から菖蒲が咲いていて穏やかな景色が目に浮かびます。
勝手にいろんなことを想像していますが、このような麻のれんがお部屋にあると心が休まるのではないかな~
旬な景色が家の中で見られるなんてお洒落だと思われませんか?
訪れる季節を楽しんでいただける手描き麻のれんのお値段、税込み33,000の品となります。
参考にされてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。