8月がスタートして初めてのお客様は中学生男子。
真っ黒に日焼けしていたので、部活動の帰りに店に立ち寄ってくれたのかもしれません。
挨拶を交わすと、男物の扇子がないかと尋ねる少年。
自分用の扇子を探しているとのことで、残りが少なくてしまい、気に入った品があればオマケすることを伝え紹介すると、”風”の漢字が入った扇子を手にして「これにします!」
種類が少なくて申し訳ない気がしましたが、私から、「このような和物が好きとはなかなか渋いね~」と声をかけると、少年は、「結構好きなんですよ・・・」
ぎこちない会話でしたが、販売価格の3割引きとなる金額を伝えると、ズボンの後ろポケットから長財布を出し、ファスナーを開いて千円札2枚を手渡されました。
それを見て私は、お母さんからもらったお小遣いから店の商品を買ってくれているんだ~
有難いね~
勝手にそんなことを想像していましたが、大人の買い物と違って、少年がこの店を選んでくれたことに喜びがあり、それもわずかなお小遣いの中から店の商品を買ってくれたことに感激がありました。
五百円のお釣りを返すと、少年は、「また来るかもしれません!」と言い残して店を後にしました。
このような少年にも店の存在を気に留めてもらっていることを知ることができてチョと嬉しかったです。
ありがとうございました。
もっともっと、近隣の人たちが利用していただける店になれるよう、品揃えにも工夫できればと思っていますが、コロナ禍が長引いていることで、仕入れ先が体力を消耗していましてね~
新しいし商品が作り出せていないことに危機感を覚えているこの頃です。
8月が動き始めましたが厳しい暑さが続いていまして、お盆休みも入ることから来客数の減少に苦しめられるのが8月です。
ここの改善がとても重要となっていまして、コロナ禍で失った時間を取り戻す意味で、夏物を”今からこれから”という捉え方で店づくりをしてみることとしました。

店内の夏は今からこれから
現在の店内が夏物バーゲンの時期でプライスダウンになっていますが、商品の鮮度と浴衣のイメージを高める意味で商品スプレーを少し変えてみました。
売り場の雰囲気を変えることで、店側のモチベーションも変わりますし、バーゲン中でも浴衣の魅力を失っていない力強さをアピールできないかと考えてのことです。

千鳥柄の奥州小紋をヨット柄の帯でコーディネート
このコーディネートは竺仙さんより出されている千鳥柄の奥州小紋に麻のヨット柄染帯で組み合わせたもので、海が好きな方にお勧めさせていただきたいです。
奥州小紋は7・8月の盛夏だけでなく、6月や9月の単衣時期でも着れる着物なので、気軽な外出着として楽しんでいただけます。
帯を半幅の浴衣帯にすると浴衣としても着れる着物です。
驚く割引率ではありませんが、流行のある商品ではないなのでお気に召すようであれば連絡ください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







