今日は店のブログやインスタを見てくれている人が何人か店に来てくださいまして、ここしばらく来客が少なかっただけに元気をいただくことができました。
どなたも印象に残るお客様でしたが、男の子の3歳の七五三に無地の被布コートを用意したいと店を訪ねてくれたご夫婦が印象に残りました。
変わり種の相談にマニアックなきもの愛好家であることを感じさせられましたが、いろいろお話を聞かせていただくと、このブログを随分昔から見てくれているみたいで、ここまで来るのに時間がかかったことを話されるんですね~
聞けば、福井県に近い加賀方面の方で、かねてからこの店を訪ねて見たかったそうです。
そんな話しを聞くと緊張感も和らいで、初めてお客様なのに店の印象を聞きたくなります。
ソファーにお座りいただいて、それからしばらくお客様のお話を聞かせていただくことに・・・
お孫さんになる男の子の3歳の七五三のことで、ネットからいろんな情報を集めていらっしゃるようで、情報量の豊富さに驚かされるところがありました。
そんな話しから、いろんな呉服店のブログを見ているが、毎日いろんなことをブログ記事にしていて、その情報量は全国1位だと思いますよ。
今日は何を書くんだろ!そんな気持ちでブログを見ているそうです。
このブログを高く評価してくださって嬉しかったですね~
そのような話をしていると、新たに男女二人のお客様が入店されて、ご用件を尋ねると、インスタにアップしたカニ柄の浴衣を見せて欲しいとのこと。
お話が中断してしまったお客様にはしばらくお待ちいただいて、カニ柄の浴衣を紹介させていただくことに・・・
こちら様も初めての方で、男性は夏牛首紬がいかほどなのかを知りたかったご様子でした。
今回は紹介させていただくだけに終わりましたが、お客様がお帰りになった後にもお話が続きましてね~
私は初めてお会いする方であっても、お客様はこの店のことをよく知っていて、近親間を覚えていろんな話しをさせていただいたとうに思います。
そしてお客様は私に、呉服店が少なくなっていて、ブログやインスタなどで店のことをもっと知ってもらいたいと思う行為は、必ず人をこの店の集めることに繋がる。
そんな励ましの言葉もいただくことができてとても有り難かったです。
そしてその後も、インスタで見た大久保謙一氏の加賀友禅訪問着を見たいとのお客様の店に来ていらっしゃって、とても密度の濃い一日でした。
こちらのきものは加賀友禅訪問着になります。
大久保謙一氏の作品ではありませんが、秋の香りが詰まった木の葉を軸に描かれた着物かと思っていますが、エレガンスで華やかさもあって魅力的だと思いませんか?
加賀友禅らしくないのかもしれないが、私は好きですね~
白っぽう帯を締めて、ここにヒワ系か紫の帯〆の色を入れたら、より一層輝くことでしょう。
3日後には暦が9月に替ることから、秋に向けての提案をどうしたものかとブログを書き始める前になると、決まって悩んでおります。
「9月をどう動かそう・・・!」
一つ一つ出来ることから秋の形を作り上げていきたいと考えていますが、その鍵を握るのは仕入先の新しい提案かとかと思っています。
コロナ禍で正念場の時だけに、舵取りの難しさをひしひしと感じているこの頃です。
ではこれにて・・・
お休みなさい。