加賀友禅の五巾花嫁のれんに秘められた想い・そして岐阜県高山市からお越しのお客様のお話

加賀友禅(本染め)五巾花嫁のれん のれん/暖簾/タペストリー

ここしばらく秋晴れの日が続いて気持よく仕事をさせていただいています。

外回りをするにしても、店内のバッグヤードで販促を考えるにしても、天気がいいとモチベーションを高く持つことができるから好きです。

 

現在私は11月と12月の店の販促を考えていて、同時に11月号の情報紙「あ・うん」も制作中で、事あるごとに店の外に出ては青空を見上げていて、悩めるおじさんという感じかな~

少しずつですが前に進んむことができているのも秋晴れの天気のお陰かと思っています。

 

 

 

加賀友禅「花車」の柄/五巾花嫁のれん

加賀友禅「花車」の柄/五巾花嫁のれん

 

この画像は加賀友禅で染めた花車の花嫁のれんになります。

花嫁のれんとは古くから石川県に根付く文化で、結婚される娘さんのために、生家の家紋を入れて、花車などのお目出度い絵柄を描いた一間巾(180㎝巾)ののれんを用意して、娘さんの幸せを願うという奥ゆかしい文化が残っております。

 

 

 

 

加賀友禅(本染め)五巾花嫁のれん

加賀友禅(本染め)五巾花嫁のれん「花車」

 

そして用意された花嫁のれんをお式の前に嫁ぎ先のお屋敷に花嫁のれんを提げ、花嫁さんがそののれんをくぐり抜け、お仏壇に手を合わせてご先祖に挨拶をする。

そんな習わしがありました。

 

昭和の時代は両家の結婚式の在り方として花嫁のれんが普通に使われていましたが、次第に結婚式に対する考え方が合理的になり始めて、近年は花嫁のれんの文化が影を潜めつつあります。

 

といいつつも花嫁のれんに娘さんの幸せを託されるお母様もいらっしゃって、今回この加賀友禅の五巾花嫁のれんの「花車」を染めて欲しいとの相談をいただきまして、染め上がってきたものをここに紹介させていただいた次第です。

 

 

 

加賀友禅(本染め)五巾花嫁のれん

加賀友禅(本染め)五巾花嫁のれん

 

ご依頼は家紋を花文で入れて欲しいとのことで、染上がった家紋がこちらの画像になります。

松竹梅の模様が家紋の外側に円を描くように染められていて、とっても華やかな花嫁のれんになったと思っています。

素敵でしょう。

 

本染めの加賀友禅で描かれた花車柄で、この文化を多くの方に知ってもらいたくて、お客様の了解を取って映像をアップさせていただきました。

ご協力をいただきましてありがとうございました。

 

さて話題は替わりますが、岐阜県高山市から二度目のご来店をいただいたお客様がありましてね~

店内に入店されたことに気がつかないでいましてご挨拶が遅れてしまったのですが、若いアベックさんかと思っていたら、見覚えのあるお顔。

 

なんと今年の涙市でお二人の浴衣を準備してくださった方だったんですね~

お二人は昨年ご結婚されたばかりの新婚さんで、金沢に観光に来た折に店に寄ってくれて、その時に浴衣を選んでくれたんですね~

とても印象に残って、再びお目にかかれてとても嬉しく思いました。

 

準備された浴衣で外出された映像を拝見させていただきましたが、とても評判がよかったとのことで嬉しい言葉をいただくことができました。

店との出会いがあってから、店のブログをご主人が見ているとのことで、そのことにも感激しております。

 

しばらくの間、きもの談義で盛り上がり、ご主人にお勧めさせていただいた丹後木綿をご準備くこととなり、嬉しく思っています。

県外からのリピーター客の来店って元気をいただけるものですね~

ありがとうございました。

 

ということで今日を閉じることと致します。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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