【永治屋清左衛門展が始まる】
永治屋清左衛門展の初日は開店時から夕方の6時頃までお客様が続いて盛況に終わることができました。
多くのお客様が永治屋清左衛門きものや帯をご覧になられて、「美術館に来たみたいだ」と初めて見る織物のきものに驚かれていました。
お客様のその気持ちが良く分かります。
私も数年前に永治屋清左衛門のきものを目にしたとき、“なんだこれは!”という感じで衝撃がありました。
いろんな商品を見て来たつもりでいましたが、織物で創作したフォーマルのきものをあまり見たことがなく、そのクオリティの高さを知るにつれて、きもの離れと言われている時代に品質にこだわり続けているメーカーさんがいるんだ~
今日のお客様も私と同じ気持ちになられたのではないでしょうか?
ガチガチの古典柄があるかと思えば、モダンなデザインと色使いで心を踊らせる着こなしが想像できるきものや帯もあって、ワクワクさせてくれます。
【ウィリアム・モリスデザインのきもの】
例えばこちらのきものはウィリアム・モリスがデザインされたロイヤルチューリップ意匠の訪問着で、淡いパープル色をベースに上前と袖の部分を濃いめの色で暈かし染めをしたかのように柔らかな線で表情を豊かにしていますが、これを織物で作り上げているところに価値を生み出しています。
黒地の唐織り袋帯でモダンさの領域を広げていますが、こちらの帯も清左衛門のお品になります。
アップの写真を撮り忘れてしまったロイヤルチューリップの意匠をクリアーにお見せすることができませんが、こちらはきものsalonの春夏号の別冊付録にも紹介されていて永治屋清左衛門の新作となるものです。
【きものサロン掲載柄】
こちらがウィリアム・モリスデザインのきものとして紹介されているページです。
エレガンスでステキでしょう。
軽くて生地の風合いも柔らかく、織物のきものとは思えない魅力を秘めているものです。
一方でお茶席の着物としてピッタリの古典柄きものも多く揃えていまして、多くの人に今回の「永治屋清左衛門展」をご覧いただきたく思っております。
24日月曜日までの開催となりますので、足をお運びいただけたら嬉しいです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。