この3日間の「卯月の会」を振り返ってみて・そして関東の方から届いたメール

加賀友禅訪問着/百貫華峰作 店主のひとりごと

日曜日となった卯月の会の3日目は午後から混雑する時間帯があり、夕方にお客様が引いたかと思うと、今度は京都の仕入先が店に来ていまして、息つく間がなく時間が過ぎていった午後でした。

 

そんな日の午前中のことですが、突然めまいがして、急に身体が熱くなると顔面から首筋にかけて汗が吹き出し、5分近く動けなるときがありましてね~

 

しばらくするといつもの自分に戻りましたが、自分では気づいていないが相当疲れが溜まっているのでしょう。

 

展示会は残すところ後一日。

このペースで走り抜けることが出来ればと思っているところです。

 

ところで今回の展示会では「きもの遊び」と題して木綿のきものや紬などで遊ぶコーディネート提案もさせていただいていますが、感心を持たれる方がほとんどなくて、圧倒的多数で永治屋清左衛門一色となっていまして不思議な現象が起きています。

 

 

【百貫華峰氏の加賀友禅訪問着】

 

 

 

加賀友禅訪問着/四季の花に冠鳰の図・百貫華峰作

加賀友禅訪問着/四季の花に冠鳰の図・百貫華峰作

 

加賀友禅も揃えていますが、誰一人、興味を持たれる方がいないことを思うと、きものファンに加賀友禅が行き渡ってしまっているかのように思えてなりません。

 

言い過ぎかもかのしれませんが、これまで加賀友禅は石川県内で不動の地位を守ってきましたが、きものファンは加賀友禅に替わるものを探しているのかもしれません。

 

今回の永治屋清左衛門のきものと帯は、固く守られてきた加賀友禅市場に一石を投じた形となっていて、多くのお客様の心を捉えたのかも・・・。

 

一方できもの遊びは、この店の十八番みたいなところがあり、普段からご覧になれる店作りをしています。

半年に一度の展示会で特集をしても“いつものパターン”だと思われるところがあって、鮮度をお伝えすることが出来なかったことが、一つの反省点として残ります。

 

まだ卯月の会が終っていませんが、色分けされたお客様の肝心度が鮮明となっていて、多くの学びと展示会の組み立て方の難しさ感じている次第です。

 

 

【はじめまして東京展に届いたメール】

 

 

そして今日、関東の人からきもの相談のメールが届いてましてね~

 

読ませていただくと、次のようなことが書いてありました。

東京で展示会をすることを知り、お嬢様が成人席で着た振袖を結婚式でお召になられるそうで、その際に帯揚げの色と髪飾りを替えて見たいと思っていて、その相談に乗っていただけないかとの内容でした。

 

あいにく私がお客様の接客中だったもので、娘に承りたいとの返事を送ると、成人式に撮った写真が送られてきました。

 

そのお写真を拝見させていただくと、とても品のよい優しい振袖で、関東の方が好まれそうな白地の振袖であることが確認できました。

 

ブログを書き始める前にもう一度確認させていただいて思ったことは、相談者の回りには数え切れない呉服店があるに違いない。

なのに私の店に相談をいたけるなんで、こんな幸せなことはありません。

 

「T様のために見立てという時間を使ってみたい」

そんな気持ちが湧き上がりましてね~

 

お嬢様に納得していただける見立てが出来るか分かりませんが、ベストを尽くすつもりでいます。

日本橋まで40分で行ける距離にお住まいだと書いてありましたが、振袖一式をお持ちいただけるのかを確信したいと思っています。

 

先の話に戻りますが、「初めまして東京展」の展示会をどのようにして組み立てればいいのかをこれから考えて行かなくてはなりませんが、このようにしてご相談をいただけたら商品の絞り込みが出来て、足をお運びいただ方に楽しんでいただくことが出来るかと思っています。

 

まずはそのサービスから始めたいと考えてますが、その思いが関東の方々に伝わるかが最初の課題かと考えています。

 

私は5月1日に東京展の品揃えのことで京都へ向います。

私に出来ることは限られていますが、それでも心を許していただけるなら、京都へ向う前に相談をいただけたら嬉しく思います。

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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