【店主の呟き】
今日は暇な一日となってしまいましたが、店を切り盛りしていて思うことは、経営って不安の固まりのようなところがあって、舵取りを間違えたり油断をすると、戦いの戦場で打ちのめされることがあって、常に緊張を持って仕事と向き合うことを忘れてはならないのでしょう。
翌月の企画立案ができているのか?
その企画を進めるには何が必要とされているのか?
誰の力を借りたらいいのか、経費はどれくらい必要とされるのか?
などなど、何か行動を起そうとすると、いろんな準備が必要とされていて、それを動かすエネルギーは天まで届くものでなくてはならないのです。
だからエネルギー源となるものを体全体で受け止めて一気に飛び出すことが経営なら、判断を間違えて、打ちのめされても、ひたすた耐え忍び次のチャンスを待つというのも経営の在り方なのでしょう。
そのようなことを数多く体験すると、経営の「安心」という二文字が幻であることが分かって来て、どんな時でもつきまとう「不安」と戦うのが経営で、その一線をどう越えて行くのかが経営センスとなるのでしょう。
深刻になる必要もないのでしょうが、次なるアイディアが浮かんでこないこともあって不安の渦に巻き込まれそうになっています。
心をアートのして明日京都に出向くつもりでいますが、どうなることでしょう。
【博多織り単衣ゆかた帯の魅力】

博多織り単衣半幅帯(ゆかた帯)
さて、ここに写る丸巻きのものはずべて博多で織られた「単衣半幅帯」というものです。
「博多織り単衣ゆかた帯」ともいい、古典柄ゆかたに合わせるために品揃えをしているものです。
こちらのゆかた帯は「既製品のゆかたと帯と下駄」がセットになっている帯とは素材や織り方がまったく違っていて、当店が品揃えしている品は、絹糸で織った品と絹と麻で織った天然素材から作られたゆかた帯で、軽くて薄い通気性に優れた半幅帯なんですよ・・・。
多くの人はゆかた帯となれば、リバーシブルになった半幅帯を想像されるのかもしれないが、店が取り上げる博多織りゆかた帯は一枚になって織られたもので、暑さ対策を重視して作られています。

博多織り単衣半幅帯(ゆかた帯)
この画像からも見て取れますが、一枚で織っていることがお分かりいただけかと思います。
この帯に対してリバーシブルゆかた帯は、二枚の半幅帯を重ねて袋帯のようにして仕上げていまして、結び方で裏の模様を出せるのが単衣帯との大きな違いですが、二枚分を胴に巻くこととなるので通気性が悪くなりす。
このようなことから店は博多織りの単衣半幅帯を推奨させていただいてます。
お安くありませんが、締め心地のクオリティは最高で、県内で品揃えをしている先が少ないと聞いていて、店の強みに替えて行けたらと思い品揃えしています。
特に竺仙さんのゆかたに合うので、参考にしていただけたら嬉しいです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







