ハードだった京都出張の日をレポートさせていただきます・とっても疲れました

月が替わって今日から9月が始まります。

それは秋の始まりかと思っていますが、京都の仕入れ先では一斉に秋冬物が発表になることから、早起きをして京都に向かうことに・・・

京都は今日も猛暑日でしたが、この暑さにも体が慣れているのか、吹き出すあれをぬぐいながら必死になって仕入れ先を廻って来ました。

仕入れ先は「和雑貨と和のインテリアを取り仕切る先」、「和装小物に特化した先」、そして「染物や帯、紬などを専門的に扱っている会社」と大きく3タイプの仕入れ先に分かれていて、京都駅に着いた瞬間に心に潜むエンジンにスイッチが入り時間との勝負です。

京都駅に最も近い仕入れ先から順番に仕入れ先を廻り、最後は京都駅から最も遠い仕入れ先での仕事を終えて、タクシーか地下鉄を使って京都駅に戻るという日帰りコースを駆け足でこなすことが　京都でのミッションです。

【お昼時間】

お昼に一休み

その間の楽しみは、お昼に休憩を挟んで摂るランチタイムです。

店でのお昼はお弁当をデリバリーしてもらっていて、選べるランチが京都なんですね～

和食を美味しくいただくことができて満足させていただきましたが、一人というのが少し寂しい感じがします。

9月の京都は予想に反して、多くの同業者が商品のセレクトに出て来ていて、活気があったように思えました。

今回はきもの関係の仕入れ先に人が集まっていたかもしれません。

私の秋冬物の着物や帯を仕入れさせていただきましたが、防寒草履やカジュアル草履など、和装小物もいつもよりも多く仕入れたので頑張らなくてはなりません。

そして和のインテリア関係は秋を飛び越えて、お正月物と春物が出されていまして、いつもながら仕入れ先に入る前の心のギアチェンジがとっても大変なんですね～

幾つか紹介させていただきます。

辰の木目込み人形

これは藍色をベースにした「辰」の木目込み人形となります。

他社の干支木目込み人形とは趣が違っていたので用意してみました。

昇り龍の麻のれん

そしてこれは昇り龍の手描き麻のれんで、この勇ましい姿を見て、自分もそうなりたいという気持ちが重なったのか注文を付けていました。

また、他の和のインテリア関係の仕入れ先では、

古ちりめんの木目込み雛人形展

古ちりめんの木目込み雛人形を発表していて、考えてみたら来年の「春物」商品を猛暑日は続く日に発表とは驚かされます。

といいつつも、ここの仕入れ先は8月に発表していたものを一月ずらして9月になったことを知っているだけに、「今年も始まったか～」と、そんな感じで受け止めています。

コロナ禍の期間、店での大掛かりな「雛展」の開催を避けていましたが、久しぶりに開催できそうな運びとなりそうなので、いく品か古ちりめんの木目込み雛人形を準備させていただきました。

古ちりめんの木目込み雛人形/次郎座ェ門雛

その一つが次郎座ェ門雛になります。

雛人形らしくないところや、古いちりめん生地がとても可愛く思えて店に来てもらうこととしました。

こうして出向いた先々で商品を仕入れていますが、秋商戦に臨むとしたら商品の魅力がないと戦いにならないという基本的な考えがあってのことです。

どのようにしてプロデュースをするのかは自分にかかっていて、考えるしかない状態を自分で作ってきたのが、今日の出張だったかもしれません。

お盆明けからしばらく踏み出す道を見失っていただけに、意味を持つ京都出張であったことをここに報告して終わらせていただきます。

ではこれにて・・・
お休みなさい。