展示会の準備が思うように進まず投稿準備が遅くなってしまいました。
和雑貨の売場はどうにか整ったかと思っていますが、今回の神無月の会のテーマが「帯展」とあって、帯地の“見せ方”に工夫が必用かと思うところがあり、岡田その子さんと織楽浅野さんのコーナー取りに試行錯誤。
お客様が商品に目を触れていただくことで、会話が始まるものだと考えていまして、商品のディスプレーには毎回こだわらせていただいています。
娘たちを綺麗な状態で見ていただけたら、お嫁入りする確率が高くなる気がするからです。
これも自己満足の世界ですが、綺麗な空間に身を置くだけで気持ちが豊かになったりしません。
だってこの店の晴れ舞台なんですもの・・・。
なので準備に時間がかかるんですね~
その準備も後一日。
そんな折に東京の仕入先が店に寄ってくれましてね~
近況を聞かせていただくと、材料費の高騰や職人さんの高齢化に後継者が育っていないこともあって、年々商品が作れなくなっているそうです。
その会社の強みとる着物を染めている辱人さんが、3年後に引退することを告げられていて、後継者がいないことから作れなくなるそうです。
何処の仕入先もよく似た話をしていますが、私達小売店がもっともっと頑張らないと、手仕事の商品が市場から一つ一つ消えていくのかもしれません。
これが現実なのかと思うと考えさせられるところがあります。
【紫地の牛首紬をコーディネート】
これは地元で織っている先染めの牛首紬をコーディネートしたもので、紫の縞に幾何学模様を紬地に染めた帯で組み合わせてみました。
紫は女性の内面の美しさを現わす色かと思うところがあって、言葉が適切ではないのかもしれないが、色気を感じさせられています。
街着となる着物なので、いろ足袋とこれからの季節を考えて防寒草履でコーディネートさせていただきましたが、お洒落な着こなしだと思いませんか。
【刺子の長羽織(道中着)】
これから寒さが増すこともあり、刺子の長羽織もコーディネートの加えさせていただきましたが、こちらはお仕立ての仕方で道中着にもなる羽織り物です。
渋いワイン色の長場織りでコーディネートを試みていたのですが、微妙な色を表現することが出来ず、こちらの刺子柄で合せました。
今回の神無月の会では長羽織や道中着なども品揃えがあるので、一言、言葉を添えさせてていただきます。
神無月の会を前にして、いろんな商品を紹介させていただきたいのですが、このブログから紹介するには限度がありまして、お時間が取れるようでしたらこの会を覗いてみてください。
そしてもう一つお伝えしておきたいことがあります。
【着物や長襦袢・帯などの丸洗いが1割引き】
それは、会が始まる20日(金)から26日(木)までの一週間、着物や長襦袢などの丸洗いを一割引きにて受け付けさせていただきます。
もの訪問着や小紋、紬のきものであれば、丸洗い価格は5,940円(税込み)となるところを5,346円にて承ります。
比翼付の留袖や振袖は6,600円の丸洗いが5,940円(税込み)となります。
こちらもパールトーン加工済みの価格となりますが、パールトーン加工のない着物であれば、留袖や振袖の割引価格は6,732円で訪問着などは5,940円となります。
この割引きは一週間の限定となりますが、他店の着物や長襦袢であっても受け付けているので、気軽に相談ください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。