上空に寒気が入って来たようで、アラレだと思うが白いものが降ってきた時間帯がありました。
いよいよ冬本番かと思わせる天気となりましたが、今のところ積雪もなく強風も治って、安堵感を覚えています。
明日も冬型の気圧配置が続き雪が降るとのことなので少し心配です。
本来雪が降るとなれば、その対策を考えて備えをするものですが、和装になると、きもの着ることを止めるという選択肢に向うから、きもの専門店としては辛いところがあります。
というのは、雪が降ることへの備えと寒さ対策が出来ていないことが考えられるます。
考えられることをいくつか買い出してみます。
1,雨コートを持っていない。
2,時雨草履や防寒草履を持っていない。
3,この時期に合ったコートや羽織を持っています。
4,カシミヤなどの素材のショールも持っていない。
5,草履を雨や雪から守る足袋カバーを持っていない。
6, 冬対応の足袋を持っていない。
7,和傘を持っていない。
寒さや雪対策となれば、この中の何が欠けても不便かと思えます。
きもの初心者の多くが、「雪が降る時期の着物を着ることを想定していないために、冬の気候に対応するであろう商品の備えが用意されていなくて、ほんの少しの辛抱があれば事が足りると思っている方がほとんどではないでしょうか。
残念ですが、冬の気候に適応しない着こなしとなることから、きものを着ることを控えるのでしょう。
違った見方をすれば、きもの専門店からしてみれば、ビジネスチャンスが広がり、お洒落名提案の仕方も伝えられるように思えるのですが、そうはならないところに苦難の道があるんですね~
それできもの専門店として季節に合った着こなし方を伝えて行くことが大切で、きもの文化を残す道筋ともなるのでしょう。
そして朝の天気を見て思ったことは、「ようやく出番が来た!」と呟けたことです。
【お洒落な冬の着こなし】

冬のお洒落な着こなし
この画像を見ていただけたら呟いた事への意味がいくらかでもお分かりいただけるかと思います。
冬をお洒落する着こなしと、寒さや雪対策を意識した商品を集めた画像です。
最初に目に付くのは赤い和傘かと思いますが、その下には冬の着こなしをお洒落する、辻が花を染める森健持さんが絞った「雪景色の帯」と、「雪の結晶柄の帯留め」。
その横に加賀染め足袋の「雪兎と鈴」の模様で訪れた季節を意識させていただいて、雪対策にもなるスエードの防寒草履で寒さ対策にもなる草履を映し出させていただきました。
(防寒草履は別の色合の草履をオンラインショップにて紹介させていただいているので、参考にされてください。)
他にも冬を楽しんでいただける着物や帯に和装小物などが店内を面白くしていますが、身を持って冬の着こなしをされた時に、これまで私が記事にしてき冬対策の着こなしに少しでもご理解をいただけたとしたら嬉しく思います。
以上のことから「ようやく出番が来た!」と呟く私でした。
これから厳しい季節を迎えるわけですが、SNSからの情報発信やホームページを有効に活かしながら、一歩ずつ前に進めるよう努力していけたらと思っています。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







