テレビ局に加賀友禅作家・志々目哲也氏に誂えていただいた「狐の嫁入り」の訪問着と帯の画像を送らなくてはならず撮影に悪戦苦闘しました。
BS日テレで4月から始まったテレビ番組「冨永愛の伝統to未来 ニッポンの伝統文化を未来に紡ぐ」に志々目哲也氏が出演することとなり、志々目さんの作品を番組で使いたいということで相談を受けたのですが、画像を見て使うか使わないかを判断したいと言われたもので、小さなプライドに火が付きましてね~
画像を欲しがっている方がその道のプロでもあり、また、この作品に望んでいただいた志々目さんの想いや画像を使うことを許してくれたお客様のためにも、テレビ局が使いたいと思っていただける画像を撮らなければなりません。
それはもう、朝から撮影に必死でした。
【狐の嫁入りの訪問着と染め袋帯】
お客様からの注文品で、白紙の状態から図案を考えて、お客様とリモートで話し合いを重ねて染め上げた「狐の嫁入り」の訪問着と帯がこちらになります。
写真を撮った中の一枚で、他にも様々な角度から写真と動画を撮り、制作担当者に送らせていただきました。
採用となれば嬉しいのですが・・・
今回のことに限らず、着物関係の商品を写真にすることって半端なく難しくて、一つの商品を撮るのに凄く時間がかかります。
正確な色が出なかったり、試写体に影が出たり、撮影をするための場所も必用だし、撮り終わったとの後始末や画像処理にも時間が必用で、慌ただしい時間の中での撮影は「苦」でしかありません。
しかしその画像がビジネスチャンスを生むことがあるから おろそかにはできないんですね~
いつもそう思って写真を撮っていますが、納得できる写真が撮れないままにブログの画像に使っています。
そして今日も閉店後にこちらの写真を撮ってみました。
【夏牛首紬を麻ハ寸名古屋帯で大人の味を演出】
藍色の縞の夏牛首紬に麻ハ寸名古屋帯で普段に着る着物としの装いを強調させてみました。
品名が夏牛首紬となっていますが、どちらかと言えな5・6月頃から召しいただける着物で、盛夏も含めて9・10月頃まで着ていただけるものです。
このコーディネートには派手さがありませんが、素朴さが凝縮されていて大人の味を感じております。
これからの季節の着こなしとなるもので、心の残るようでしたら連絡ください。
今日はテレビ局に送る写真に随分時間を取られてしまって、展示会の後始末に時間を割くことがほとんど出来ませんでした。
早く片付けてしまって、東京での展示会の準備に入りたいと思っていますが、要領が悪くて明日はどうなることでしょう。
そうそう、今日午後10時からBS日テレ「冨永愛の伝統to未来 ニッポンの伝統文化を未来に紡ぐ」が放送されます。
志々目さんは5月1日と8日の放送と聞いていますが、とても魅力的な番組になっているので、是非ご覧ください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。