お孫さんの七五三のきものの縫い上げを頼まれてまして、出来上がったことをお伝えすると、そのきものを取りに来て私に語ってくれた一言がありました。
「毎月ポストに入れてくれている会報(あ・うん)が、いつもいい事が書いてあって とても勉強になってるわ!ありがとう」
短い言葉でしたがストレートに嬉しかったです。
毎月、情報誌のネタ探しに苦労しいて、このように、ねぎらいの言葉をいただけたのは久しぶりのこと。
情報紙もブログも私からの一方通行みたいな部分があって、時々孤独感に襲われることがありますが、こうして生の声を聞くと、もっといい物を作ろう思う気持ちが高まるものです。
たいした話でないかもしれないが、いいことも悪いことも、お客様から届く声は緩んだ心に「克つ」が入るだけに、もっとお客様の声をいただけたらと思います。
さて今日はお召の無地を単衣での着こなしと、袷のきもなしとに分けてコーディネートしてみたのでご覧ください。
【無地のお召で単衣の着こなしをコーディネート】
こちらがこの時期にふさわしい単衣の着こなしとなるものですが、きものは染めた無地ではなくて織った織物の無地となるものです。
光の反射で地紋の浮き出て見えるもので、こちらを裏地を付けずに単衣の無地と考えて、袋帯を合わせてフォーマルの装いとしてみました。
パーティーの席やお茶会などの習いごとの席にふさわしい着こなし方で、遊び心のある塩瀬帯を合わせると、一転してカジュアルな装いとなるきものです。
地色はパープルに水色を加えたような綺麗な無地のきもので、年幅の広いきものかと思っています。
【腹をコーディネート】
腹も帯〆や帯揚げを加えてコーディネートしてみました。
単衣の着こなしとなれば、合わせる帯〆や帯揚げの色は薄めの色合で合わせるのがポイントで、フォーマルの装いらしくなるものです。
次のこのお召の着物を裏地が付けられた袷の着物としましょう。
袷に着物となれば、10月の下旬頃から4月の下旬頃まで着こなせるかと考えてますが、クリスマスを感じさせられる帯で、12月頃の装いをコーディネートしてみました。
【お召のきものでクリスマスをコーディネート】
そのコーディネートがこの画像ですが、12月ともなれば気候は冬で、冷たい風が吹いたり北陸の地では雪がふったりすするので、コーディネートに防寒草履を加えてみました。
そして合わせた帯は「三人の博士」とい作品名でうクリスマスに関連した帯です。
あることがご縁で、6年前に店の商品として発表したものですが、県外の人からこの帯の問い合わせが入り、新たに作っていただいた帯になります。
きもの通の方が着こなす、あっさり系の組み合わせとなりましたが 素敵だと思いませんか。
【腹をコーディネート】
腹はこのような感じでコーディネートさせていただきましが、腹に流れ星が一つでお洒落だと思わない。
いろんな柄や色合が入ったきものや帯も悪くありませんが、帯の模様のシルエットを綺麗に出そうと考えたなら、無地感の袷のきものが適当かと考えています。
一枚のお召色無地が単衣のフォーマルきものにもなれば、袷にされて街着の着こなしともなることを コーディネートを通して紹介させていただきました。
何か参考となるものであればいいのですが、今日はこれで閉店とします。
これにて・・・
お休みなさい。