着物業界はこの暑さから着物を着ようとする人が少なくなっていて試練の時を迎えています。
どうしたら気持ち良く着物でお洒落を楽しんでいただけるのか、着物を着たくなるような魅力的な商品を何処まで用意できるのか、これらの点に絞られますが、それを阻止する暑さに悩まされます。
唯一の救いは、身近に着物の装いとして楽しんでいただける「ゆかた」が登場するので、裾野が広がることでビジネスチャンスの時かと捉えていますが、この需要にも陰りが見えてきていることから新規のお客様を増やして行くことを考えなくてはなりません。
その取り組みに一つとして、着物の丸洗いや汚れ落としであったり半衿の取付けお子さんの着物の縫い上げなど、着物に馴染みのない方々の”困り事”に応えられる身近な存在になるかが大きな鍵となっていくのでしょう。
【お洒落な夏の着こなし】

一方でコロナ禍以降、呉服店さんの廃業がドミノ倒しのようにして増えていて、これまで身近にあった呉服店さんが無くなったことで、着物難民となっています。
その着物難民とも云える人がスマホで商品やサービスを探していて、遠く離れた人との出会いが生まれたりするのです。
今日も鹿児島県の方からゆかた地の注文をいただくことができましたが、ネットからの受け入れ体制がしっかりしていると、このような出会いをいただけたりするのかもしれません。
ここに二つ目のビジネスチャンスが存在していると云えるでしょう。
この二つのビジネスチャンスは待っていて生まれるものではなりません。
何らかの形でアクションを起さなければ気づいていただけないだけに、情報発信の量と比例すると考えることが大切かと思っています。
とても地味な行為で、時に心が折れそうなときでも”前を向いている”ことが大切で、信頼と安心の本に相談をいただけるものに変っていくと固く信じているものです。
そこで今日は二つ目のビジネスチャンスとなる全国のきもの愛好家に向けて情報を送らせていただきます。
それは京都に最も人が集まる祇園祭の期間中に、当店の京都の仕入先が消費者会を開催することから、ご案内を入れたいと思って概要を書かせていただくこととしました。
【案内状】

その案内状の封筒には
祇園祭 京の町家へおこしやす
七月十五日・十六日
花洛庵
と書かれていまして、その中味を広げると
【京都の仕入先が開く消費者会の案内状】

祇園会や錦の上に京の月 子規 から始ってまして、夏物やal着物を品揃えして愉しんでいただける会にしたいとの想いが綴られていて、
時は:2025年 7月15日・16日
会場は:京都市指定有形文化財・小堀遠州屋敷 花洛庵
京都市中京区油小路通四条上る藤本町
こちらの展示会は「染の野口」さんが主催するもので、野口さんとお取引のあるきもの専門店さんのお客様を対象にした展示会だとご理解ください。
私はネットから出会いをいただいたお客様が関西方面に多くいらっしゃいまして、それ以外にも新しい出会いが花洛庵の場であればと思い、ここにご案内を入れさせていただくものです。
関心をお持ちでしたら案内状を送らせていただきたいと思うところがありまして、ここにアップしてみました。
取りあえず概略をここにアップさせていただきましたが、検討されてみてください。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。