業界のきもの事情を私目線で記事にしました/そして動きがいい付下げのお話し

レイモンド・チャンドラー 着物の着こなし/コーディネート

午前中は県外からの商品の問い合わせが数件ありまし忙しくしていましたが、その後がお客様が少なくて集中力を失っていました。

外は青空が広がりぽかぽか陽気。

信号待ちで店の前の国道にマイカーが並ぶことが頻繁にあって、穏やかな天気となったことで紅葉を見に行かれる方が多くいたのかもしれません。

その様子を眺めながら、こんな日に路面店の呉服店さんに足を運ぶ人は少ないのかもしてないな~

そんなことを思いながらいましたが、気の緩みが顔を出した午後でした。

今月もあと一週間となりました。

珍しく今月が京都の仕入先が店の顔を出したいとの電話が数件の仕入先から入っていて、全国の専門店の動きを聞いてみたいと思っています。

昨日も店の閉店後に仕入先が店の来ていましたが、地方の家業店からの注文は入ってこないことを心配してましたが、何処も年を重ねていて粘り強さがなくなっていることを話していました。

私もその一人かもしれません。

12月7日(日)に金沢国際ホテルにてクリスマス落語会を企画していまして、お客様をお誘いしているのですが、都合が悪いという返事が頂くことが少なくなくて人集めの難しさを味わっています。

きものの集いに限らず、企画を組みまではいいのですがその後が大変で、投げ出したくなるときもありますが粘り強くいます。

断られると云うことは少なからず自信を失うことに繋がるのでそれがトラウマとなって消極的になってしまうんですね~

モチベーションを高く持って挑む姿勢が熟年の経営者に欠けているというのは、そんなに無理をしたくないといおう気持が働くのでしょう。

ここに厳しい環境の中でも生き残れる専門店さんとそうで無い呉服店さんとに分けられるのでしょう。

仕入れ先が店に顔を出したいと云ってくれることは有難いことで、期待されているということなのかもしれませんね。

ところで、コロナ禍以降訪問着の動きが宜しくないみたいで、訪問着に変って付下げの動きがいいことを聞いています。

訪問着と付下げの違いがわからない人がいるかと思うので、簡単に説明させていただきます。

訪問着は一般的に仮縫いしていまして、見た目に仕上がった着物に見えるのが訪問着となります。

訪問着には裏地となる八掛が付いていまして、模様が豪華かと云えるかもしれません。

【付下げをコーディネート】

一方で付下げは反物になっていて、訪問着よりも模様が少ないのが特徴といえるかもしれません。

画像に映る品はどちらも付下げで、西陣織りの袋帯を掛けてコーディネートさせていただいています。

お茶を習っていらっしゃる方は訪問着よりも模様がアッサリした付下げを選ばれる方が多く、特に中高年の方は控えめな模様で茶事に望めれ傾向にあるようです。

なので仕入れ先では高額品となる訪問着の染め出しを控えていまして、付下げの染め出しが増えているそうです。

これまで高額品とされていた黒留袖が減産傾向にあり色留袖や訪問着の動きも良くないとなると、業界が小さくなりつつあることを否定できません。

この現実を受け止めて、これから先どのような切り口できもの愛好家に応えていったらいいのか難しい選択をしなくてはなりませんが、その意味でも情報を集まることが重要とさせています。

纏まらない記事となってしまいましたが、これで今日の記事を終わる事とします。

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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