今日は開店時からお客様の出入りが日が暮れる時間帯まで続いて少し疲れました。
和装のことで相談にいらっしゃるお客様の多くは、ご自身が持っているきものや帯のコーディネートの見立てを為て欲しいとか、着終わった後のメンテナンスをお持ちになったりとか、夏が過ぎた頃からとても相談が増えているのが半衿の取付けの依頼で、週の2.3件の相談をいただいているかと思っています。
云ってみれば、和装に関した「よろず相談所的な店」となっていて、今日は色留袖の貸衣裳の相談の入ってまいりました。
商品の販売に繋がる仕事とはいいにくいところがありまして、心の何処かで『これでいいのか!」と思うところがありますが、きもの初心が気軽に相談できる店として認知していただけているみたいで、相談者にとても喜ばれていることを思うと、喜びとしなくてはならないと思っています。
とにかくいろんな方から相談をいただくことが増えていまして、先月の東京展では、きものを仕立てたときに残った生地を使い道のないままに持っていて、その残布からお誂えバッグを作って欲しいとの相談をいただいていましてね~
昨日に出張で数社の仕入れ先と話をしてまいりまして、適当ではないかと思えるバッグの形を確認することができたので、ここに紹介させていただきたいと思います。
【着物の残布からA4の紙が入る大きさのバッグを作れないかとの相談】

こちらの画像が仕入れ先がお誂え加工バッグとして用意したパンプになっていまして、ご要望にお応えしようとすると一番下の『天溝二本手(大)』かと考えております。
【A4の用紙が入るポケット付お稽古バッグ】

こちらがパンプにある最も大きな横長バッグで、高さ25㎝×32.5㎝×マチ8㎝の大きさで、お茶を習っていらっしゃる方にとても人気だったことを報告しておきます。
この大きさだったA4の大きさの紙や雑誌が問題なく収まるのではないかと考えています。
【中仕切りあり(ファスナー付)】

こちらが被写体の上から撮った映像で、バッグの中央に中を仕切るプアスナー付のポケットが付いていて、それを何の疑いもなく飲んだ勢いで作る約束をしていました。
生地の長さが130㎝となっていまして、生地が最も多く残っている夏物から誂えることをお勧めさせて頂きます。
【生地の下地が「白」と「黒」の違いを比較する】


夏物の生地なので、生地の下地に使う色で仕上がるが変ります。
生地の下地に白を使うと夏物のバッグらしく見えましてし、黒の下地を付けると、縞側がハッキリと浮かび上がってとても素敵かと思います。
お客様のお好みかと思いますが、私はシスルー感がない黒地を下地にしている方で誂えてみてはいかがでしょう。
関東のお客様から3種類の生地をお預かりしていまして、先に一つ作ってみてから他の形を考えてみてもいいかもしれませんね。
生地の途中から睡魔が襲って来て、上手く記事を書くことができませんでした。
簡単な記事となりましたがこれでお別れとさせてください。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。






