右目の白内障手術で病院で一泊して来ただけなのに、随分長い間仕事を休んだ気が致します。
というのも、手術に要した時間は数十分で、それ以外は個室の缶詰。部屋にはテレビもなく窓から見える景色が病院の外壁の壁。
備えるけられたエアコンの機械音が静かに鳴り響く中で、ただ椅子に座っているだけで時間が永遠に続いて、身のやり場がありませんでした。
籠の中に閉じ込められた動物状態でいたことがあまりにも長く、過ぎて行く時間の感覚を失っていた気がします。
そのことで何日も仕事を休んでいたように思えたのでしょう。
その感覚を引きずった状態で自宅に戻り店の出たのはお昼時。
夏物を売り場から下げて、空いたスペースを秋の香を匂わす売り場構成に変えていかなくてはならないのに、リズムが掴めないままに一日が終ってしまった感じがします。
味方を変えるならば、馴染のお客様といつもと変わりないお話もできましたし、県外のお客様からある商品のオーダーメイドのお仕事もいただくことができて平和な一日だったのかもしれません。
今月は仕事らしい仕事をしていないので、気を引き締めて仕事と向き合って行きたいと思っていますが、暑さが邪魔をしていまして、モチベーションを高めて行くことが課題となりそうです。
そのこともあり、緩んで気持を引き締める意味で今週の21日(金)から「和装の楽器柄展」を企画した訳で、店内の模様替えも含め、水面下でこなさなくてはならない仕事が山積み。
仕事のことを考えることができて、ある意味で私は幸せ者なのかもしれませんね。
ここに着物コーディネートさせていただいたのは、今回の楽器柄展とつながりが深い音符柄が入った帯で組み合わせたおしゃれな着こなし。
着物は黒地のクローバー柄で流れる旋律をバレリーナが気持ちよく踊っているというものです。
楽しげな雰囲気が見事に表現されていてワクワク感があると思いませんか?
このバレリーナの帯は五線譜と音符柄を絞り染めで表現していまして、バレリーナの衣装は刺繍でデザインされたクリーム地の帯になります。
仮にこちらの装いでバレー観賞したとしたら、この帯を目にされた方が驚きの眼差しで釘付けになることでしょう。
今週の21日から始める楽器柄展は、他では見かけることが少ない商品を紹介させていただく予定でいます。
店の近くへ来ることがあれば是非覗いてみて下さい。
ではこれにて・・・
お休みなさい