昨日に比べるとお客様の出入りがあり、目的が七五三関連のご相談に偏っていることを考えると、SNSからの情報量が実を結び始めた感じがします。
お客様のお話を聞いていると、過去に取引があった呉服店さんがなくなってしまって、相談できる店がないとか、被布コートを見ようと思っても商品の取り扱いがどこも無くて困っていたことを打ち明けてくださるお客様もいまして、きもの難民が増えていることに気づかされます。
開催中の七五三きもの特集が成果が上がっているとは言いにくいですが、商品を探している方から相談が入ると、少数派のお客様にスポットを当てた企画の重要性を感じずにはいられません。
誰かが店の動きを遠くから注視して見てくれていると思うと、最後までやり通す信念が信頼を集めるのではないでしょうか?
七五三きもの特集は8月30日までです。
お子さんの着物を見る機会が少ないかと思えるので、興味のある方は気軽に覗いてみてください。
こちらの画像は四つ身の加賀友禅訪問着になります。
ピンク地を前面に押し出した花かご柄の可愛い着物で、お召しになれる年齢は7歳から8歳用の子ども訪問着です。
着映えがすると思われませんか?
加賀友禅らしい着物で品の良さと優しさを伝えている子ども訪問着かと思っています。
仮にこのような加賀友禅の着物で七五三参りをさせるとしたら、お母さんも着物でお参りされてください。
親子で着物を着て神社を向かわれる姿を想像しただけで、素敵な家族関係が目に浮かびます。
訪問着や付け下げ、色無地などのフォーマル着が七五三参りのは相応しいのかもしれないが、少しおしゃれ感のある装いも魅力的ではないかな~
例えばこんな感じで、小紋と染帯の組み合わせも悪くないと思いませんか?
組み合わせにもよりますが、セミ・フォーマルっぽくまとまられたとしたら、とてもお洒落でお子さんと手を繋いで歩く姿は絵になるでしょうね~
ここではクリーム系にグリーンのかすみボカシにチョコレート地のちりめん染帯で組み合わせて、草履とバッグはパール系の草履と白っぽいあおり型バッグでまとめてみました。
帯を金銀糸を使った西陣袋帯でゴージャス感を出すこともできますが、こちらのちりめん染帯の方が控えめなお洒落感が引き出されていて楽しめるのではないかと思っています。
染帯は日本工芸会正会員の湯本エリ子さんの作品になります。
七五三で着物を着るのならガチガチのフォーマル着も悪くありませんが、少しだけおしゃれ感のある装いは本人も楽しめるのでお勧めさせていただきたいです。
そしてみんなで家族写真を残されてください。
娘さんとお母さんの着物写真もしっかり残して、きもの記念日を刻む一日であったとしたら素敵でしょうね~
今日はこれにて閉店とさせていただきます。
では、お休みなさい。