コロナ感染者が急拡大している中、京都へ出張してまいりました。
いつもの出張ですが、私の中では、罪深いことをしているのかと思うところがありました。
2月の京都は新潟県から小千谷ちぢみ、博多からは浴衣帯やハ寸帯、そして東京からは竺仙さんの浴衣が京都で発表されることから、どうしても京都へ向いたかったんですね~
この日を逃せば、これらの商品を生で見ることはできませんし、現品販売となれば、売れ筋の商品を見逃すことにもなりかねません。
なので感染対策には十分気を遣って仕入先を廻ってまいりました。
コロナ感染者が広がっている時期でもあり、京都入りしている業界人が少なかったみたいで、京都市内の仕入先はいつもと勝手が違うことを気にしていたようでした。
県外の産地メーカーが年に一度京都で会を開いていた開場には人が集まっていたのではないでしょうか?
その空気に呑まれてしまって、予定していた以上に夏物を仕入れてしまいました。
新しい商品があまり作られていないだけに、心が動いた商品を仕入れるのは店の強みになるに違いない!
と呟く声と、
仕入れた分の請求書が届いたときに、支払いができるの?
この二人が心の中で喧嘩していて、納得できる答えを導き出すには、お客様が一目惚れしてくれる商品をセレクトすれば、両者ともハッピーエンドになる。
すなわち、吟味に吟味を重ねて商品を選ぶことがポイント。
一人でブツブツ言いながら品定めをしている自分がいました。
例えばこちらのツバメ柄は竺仙さんの奥州小紋というブランド名が付いた単衣の着物にもなれば浴衣にもなる綿素材の着物になります。
単純に面白いと思えた柄で、この商品を見るなり、どんな帯を合わせようかな~
頭にいろいろ浮かんでまいります。
ここまでストーリーが続けばOKです。
こちらも竺仙さんの浴衣地で女の子のスイカの柄。
この柄を見るなり、子ども浴衣で楽しいと思える浴衣柄が市場にあまりないよね~
お値段は大人物の長さがあってメッチャ高いお値段だけど、このような浴衣柄を探している人がいるに違いない。
店の強みとしたいと思ったら、SNSの使い方が鍵になるに違いない。
レモン色か水色の帯を合わせたら可愛いだろうな~
この浴衣地もストーリーを書くことができました。
OKです。
しかし私が一目惚れしてもストーリーが書けないとその商品を選ぶことはありません。
商品をセレクトする場合のルールで、セレクトするのに時間がかかるんですね~
でも、その時間はとっても楽しい夢心地。
仕入れ係としては至福の時間といえます。
セレクトした夏物は4月の卯月展にて紹介できるのではないかと考えていますが、その頃になれば感染状況が明るい方向へ向いていることを信じたいです。
今回の出張は、別件で県外の方から依頼されていたことがありましてね~
それは以前ブログで紹介したことのある木目込み人形の花嫁さんを目にされた方から、後ろ姿の映像で見たいとの電話をいただまして、その画像を撮って帰ると約束をしたんです。
映像だけですが、ここにアップさせていただきます。
いかがでしょう。
素敵な花嫁さんかと思っております。
参考にされてください。
遅くなってしまいました。
ではこれにて・・・
お休みなさい。