【店主の呟き】
卯月の会二日目は昨日ほどの来客はありませんでしたが、まずまずではなかったでしょうか。
閉店間近にお客様が来ていらっしゃって、本日のブログ投稿のネタを考える余裕がなくて、Instagramと情報がかぶりますがパソコンを動かし始めたところです。
とにかく毎日が気忙しく過ぎて行って、スタミナを温存することが難しくなっています。
有り難い話で、後半戦も頑張らなくてはならないと思っているところです。
【草木染め手織り紬をコーディネート】
こちらの紬のきものは、故・浅野雪子さんという方が草木染めで手織りされた紬をコーディネートさせていただいたものです。
詳しくは存じ上げませんが、長野県にある小岩井紬工房でお勤めさせていたことがある方で、その後草木染めなどのも勉強されて、お一人で紬作家として活躍されて、その作品の価値を高めて行かれた方だとお聞きしています。
仕入先からこちらの紬を紹介されて、その魅力に惹かれるところがありましてここに紹介させていただきましたが、お亡くなりになって、どのような草木を使って染めたのかが定かで無いとのことでした。
その紬を拝見したとき、とても味のある仕事をされていて、浅野さんの優しさと技を感じた次第です。
そのきものを紫で染めた紬地の帯でコーディネートさせていただきましたが、これがとってもいい感じでまとまることが出来たと思っております。
今も元気でいらっしてばれば、61歳になれられているとのことでした。
ご冥福をお祈りします。
私が歳を重ねたのか病気をされて商品が作れなくなったとか、コロナ禍で廃業されたとの話を聞くことが多くなっていまして、魅力的な商品が作れなくなりつつあることを感じてなりません。
後継者が育っていないことが背景にありますが、今回協賛していただいている永治屋清左衛門の担当者も腕のいい職先が年々少なくなっているそうです。
私たち小売店は売れる商品を取り上げるだけでなく、魅力的な商品を世に送り出すという姿勢が必要とされているのではないでしょうか。
長年この仕事をしてきて、そのことを強く思うこの頃です。
今日はとってもお腹が空いていて、これ以上記事を書くことに頭を使いたくなりません。
ゴメンナサイ。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。