日本の国は四季がはっきりしていて、自然の移り変わりとともに、衣・食・住を提案するショップがたくさんあります。
衣の世界でいえば、春が近づくと冬物から素材や色、形などを変えて、おのおのの店で春モードファションの売り場を作りをする訳ですが、どうも和装の世界はそこまで至っていないような気がしています。
日常生活からかけ離れてしまったことも考えられますが、高価な品だけに四季に合わせて揃えることが出来ない現実もあるようです。
それに、着物の形が変わらないことのあり、洋装の世界に比べて四季に敏感になれないところもあるのかも・・・・・
これが着物の良さでもありますが、そのことがオシャレな装いを忘れてしまい、ビヂアル的な刺激が薄らいでいるのではないでしょうか。
着物や帯、そして和装小物も含め、季節の面白さが反映できる店になりたいですね~・・・・・
現実はなかなか難しいところもありますが・・・・・
和装の業界は春になると「桜模様」の提案が多くなりますが、もう一歩踏み込んだ「春模様」も、他の人と違った装いが楽しめてワクワクするものです。
アップした「お花に群がる蝶とトンボ」は、紬素材の絞りと友禅の染め帯になります。
帯の色柄から、春から初夏までをイメージすることができるのではないでしょうか。
花見の季節から太陽の日差しが強くなり始めた単衣(ひとえ)の時期に、小紋や紬などに合わせると可愛いでしょうね~
しかし、この帯を夏が過ぎた秋に締めると、チョッとピントがズレル模様になるかもしれませんね。
それだけに、季節を表したオシャレな帯だと言えます。
このような帯で街を歩くと素敵でしょうね~
しかし、着物とのコーディネートを間違えてしまっては帯が台無しですがね・・・・・。
これから次第に気候の良い季節が訪れます。
どうか、着物を着るだけでなく四季を表現する着こなし方にも気を配ると、ワクワクドキドキ感も増すのでは・・・・・
そのような装いを取り入れてみたい方は、是非とも専門店さんでご相談してみてくださいね。