「オーダーメイドの草履」から新商品を創り出すことの難しさを知る

オーダーメイド草履(案) 店主のひとりごと

これといって変ったこともなくて、お客様の来店がもう少し欲しいと思いながら仕事をしていたかもしれません。

何事も小さいことの積み重ねかと思ってますが、なかなか結果が見えてこないことに不安を覚えてしまいます。

 

天気予報は外の空気が入れ替わって、秋か感じられる陽気になるようで、暑さも一息付くのではないかと思ってます。

だけどカレンダーは私の都合に合わせてくれなくて、今月も10日余りしかないことを思うと焦りますが、取りあえず「帯展」の構成を終えた原稿を印刷に回すことができたのでホッとしています。

 

お盆明けからお客様の動きが鈍くなってまして、気候のことや旬の商材をご紹介できていないことが、集客ができていないことの一つに挙げられるかもしれませんが、私としてはここにしかない魅力的なオリジナル商品があれば、お客様を集められるのではないか。

 

そんな店作りをいつも夢見ていて、今月の初めに草履を作る仕入先から面白そうな話を聞くことがあり、草履のオリジナル商品が作れないかと話を持ちかけると、提案できる商品があるとの返事をいただきましてね~

 

そのサンプルがしばらくしてから送られてきました。

 

 

【オーダーメイドの草履作り案】

 

 

 

オーダーメイド草履(案)

オーダーメイド草履(案)

 

草履台の天の色が10色あって、その色を活かして草履台が作れるそうで、正絹の小紋柄の鼻緒を合わせたオリジナル草履を作ってみないかとの提案でした。

 

私は無地は暈かしの鼻緒を希望していたのですが、現品がないとのことで、小紋柄の鼻緒の提案だったのです。

 

迷いましたが、オンラインショップからの販売を考えたときに、草履台は供給できても、鼻緒が小紋柄であったとしても、鼻緒がこの10点しか用意できないとなれば受け入れることはできません。

 

他の選択肢がないかと考えてみたものの、今の私の力でできることは限られていて、棚上げになってましてね~

 

私の店の規模でオリジナル商品を作ることは簡単なことではありません。

 

なのに足元のお洒落にこだわる店として、「加賀染め足袋」と「いろ足袋」をオリジナル品として作ることができたので、もう少し踏み込んだ「足元のお洒落」ができたらと、草履を作ることを思いついたんですね~

 

担当者ともう少し踏み込んだ話ができればと思っていますが、私の考えが甘かったのかもしれません。

 

こんなチッポケな店で新しい商品が作り出せないかと考えると、ロットの問題であったり、作る職人さんの話であったり、自分の器に合っていない現実の壁にぶち当たりますが、それでも私にできることが何かあるはずです。

 

この先も新しいことにチャレンジできれば思っていますが、毎日が心が浮いたり沈んだりして 考えさせられることが多くありますが、どうか遠くから応援をいただけたら嬉しく思います。

 

ということで今日の記事とさせていただきます。

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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