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どうにか秋の売り場を整えることができましたが、県外からのお客様の来店が見送りになったことのお電話が夕方に入り、少し気落ちしているところです。
こればかりは仕方のないことで、私の店を気に留めていただいたことに感謝申し上げたいと思います。
いつの日がご縁があることを願っております。
降り続く雨は残り少ない夏を遠くに追いやったみたいで、秋の気配が漂い始めています。
焦点を合わせ秋の陣に備えなくてはなりませんが、お客様が少ないと、なかなか気持ちが前に進まないもです。
これが実にやっかいで、自分自身をコントロールする難しさを実感しています。
と言いながらも秋は深まる訳で、店の役割を果たさなくてはなりません。
闘争心を失いかけている私に、そのことを問いかけ、黙々と売り場の模様替えに力を注いでいたように思います。
商売というものは生き物と言えるかもしれません。
なので、常に栄養を与えないと枯れて行くものです。
この栄養の源となるものがお客様だけに、苦労するところがあります。
不安が影のように付いて回り、暇な時に気づかされる弱さが顔を覗かせます。
そして、そこにもう一人の自分が顔を覗かせます。
雲を掴むような話しかもしれないが、コツコツと店のファンを増やすための努力を積み上げることが最も近道だと信じて、今出来ることに向き合わないといけないのかも・・・
思っているように栄養が行き渡らないのも商売というもので、そのことを心に置いて夢を語れる経営者でいたい。
ここに、いつかキットの法則があり、夢があるから商い(飽きない)と、言うのかも・・・
道理の合わない持論でも勇気を与えてくれます。
そんなことを湿った心に問いかける自分がいました。
「明日天気にな~れ!」
少年になった気持ちで今日を結ぶことに致します。
映像は加賀友禅訪問着をコーディネートしたものです。
それでは・・・お休みなさい。