今日も午後から来客が多く、投稿が遅くなってしまいました。
駆け足で書くことになりましたが、どうかお付き合いください。
毎日沢山の浴衣関係の商品が入荷しています。
新しい売り場を作ることに頭を痛めていますが、今日はその中から大人の夏の着物を紹介させて頂きます。
その品がご当地の加賀染「古代型夏衣」。
昨年まで古代型浴衣として紹介されていた加賀小紋の染色作家、坂口幸市氏とそのご子息が手がけた綿絽(綿100%)の夏着物です。
伊勢型を使った型染めですが、生産量がわずか数十反しか染めていないこともあり、地元の呉服店でもめったにお目にかかることの少ない着物です。
今年から「浴衣」から「夏衣」に変わったのは、この着物が盛夏の着物としてお召しになられる方が少なくないからだと私は解釈しています。
今日はそのコーディネートを幾つか紹介してみます。
昨年より若干色が深くなった藍色に、わずかなブルーを使っている2色摺りに麻の手描きの帯を合わせ見ました。
涼しそうな夏の着物になって見えるのではないでしょうか・・・・・・
こちらは紫地の菊の柄で単色で染めたものです。
色が綺麗に出ていませんが、模様に奥行きがあり、匠の技を感じさせる一品です。
この着物に「からむし織」の帯を合わせてみました。
大人のしっとりとした雰囲気が出ているのではないでしょうか・・・・・
ことらは墨色と言ってよいのか、深いグリーンのような、まことに不思議な色をした地色の黄色を入れて染めた個性派の着物です。
この着物にも麻の名古屋帯を合わせてみました。
レトロな感じが面白いですね~
このように名古屋帯を合わせると、夏小紋になって見えるでしょ・・・・・
昨年は夏茶会などにお召しになると素敵でしょうね~
例えばこれらの着物を半幅の浴衣帯(紗献上)を 合わせると涼しそうな浴衣に早変わりします。
着物地に沢山の色を使っていないことで、この着物が「夏衣 」とういネーミングに変わったのかもしれませんね。
とても味があり希少価値のある「古代型夏衣」を紹介させていただきました。
(古代型とは昔の型紙を最近の着物幅に合うように復元した型紙のことを言います)
この着物のお値段は ¥39、900です。
今日の投稿までに時間がありません
もう少し書き加えたかったのですが、今日はこれにて失礼いたします。