またもやパソコンの初心者みたいなことをしてしまいました。
途中まで書きこんだブログ記事を消してしまったのです。
ガッカリ・・・・・
今日は男物の浴衣について書いたのに・・・・・
もう一度簡単に書いてみようかな~
私の店では男物の浴衣は全て反物から仕立てるオーダーメイド仕立てをしています。
何故なら、男性の着物は、女性の着付け方と違って腰で「たくし上げ」をしないので、着物の長さを調整する事ができません。
従って本人に合った寸法であることが必要です。
一般的に床から5㎝~7㎝位、上がった所が見やすい長さといえます。
それにお腹周りも人によって細い人からジャンボな人まで様々で、身幅も異なるも・・・・・
それを既製品(仕立て上がり)の浴衣でまかなおうと考えても、男性の場合は無理があります。
浴衣が短かったり長かったり、身幅が広くて腰のあたりでシワは発生することもあれば、身幅が狭くて裾(すそ)が広がったりすることが充分考えられます。
だからオーダーメイド仕立てを勧めているんですね~
冒頭の写真は東京竺仙さんの木綿の浴衣です。
最近はコウモリや龍などの斬新な柄も増えてきていますが、あきがこない事を考えると古典柄に限ります。
毎年、男物浴衣は直前になって相談にこらますが、仕立てる日数
が必要なだけに浴衣選びはお早めにして下さい。
他にも書きたかったのですが、時間があまりないので、次の記事を書くことにします。
今日は気温が上がり真夏日になりましたが、皆さんに知っておいて頂きたいことがあります。
それは、汗と着物の関係です。
これから汗ばむ日が続き、着物を着るとどうしても汗というものを避ける事ができません。
汗の成分はほとんどが水分ですが、その中には、塩化ナトリウム・窒素酸化物・乳酸・カリウム・尿酸・アンモニア・糖類などが含まれています。
着物を着ることで湿った汗は、脱ぎ終えた後に陰干をすれば乾きますが、無色透明な汗が取れた訳ではありません。
汗に含まれた酸化酵素は繊維や染料を酸化させることがあり、水分が取れても時間と共に生地の変色や劣化を引き起こす原因につながる恐れがあります。
白い長襦袢や胴裏が黄色くなったり、手が触れる腹の部分が黄変するのも、汗というものが考えられます。
なので、シーズンが終わったら専門店で汗取りのメンテナンスをしておくことをお勧めます。
正しい考え方ではないかもしれませんが、「油汗」とか「あぶら取り紙」という言葉や商品がありますが、着物に透明な脂が付着していると考えると理解がしやすいかもしれませんね。
これから暑くなると汗は付き物です。
夏の結婚式なども以前に比べると増えていることを聞きますので、その後のメンテナンスを忘れないで下さい。
コメント
ちょっと気になったので、
ずいぶん前の記事ですがコメントさせて頂きます。
コウモリ柄は古典柄ですよ。
幸福、長寿の象徴として好まれる吉祥文様のひとつです。