今年の浴衣市場は物価高騰の影響もあり浴衣地が値上がりしていることや、デザイナーブランド浴衣が作られなくなったことなどから、若い年代層の浴衣相談が少なくなっている気が致します。
一方で中高年の方は、こだわりの浴衣を夏着物としても着こなせるものを捜している傾向があり、この方面の需要はこの先も伸びていくのではないかと考えています。
単純にコロナ禍が治まって浴衣需要が盛り返すかと思っていましたが、そうはならなかったことに業界人の一人として戸惑っています。
その引き金となったのが、ロシアのウクライナ軍事進行やイスラエル・ガザ戦争が世界平和を揺るがすものとなっていて、世界経済の流れを変えてしまっていて、燃料や食品などの値上げを引き起こした要因の一つだと思っています。
素人考えかもしれないが、そのことが和装業界にも影響しているのではないかと考えています。
【浴衣コーディネート】

浴衣コーディネート
とはいうものの、着物の種類の中で浴衣が最も生活者の身近な着物として愛用されてきた訳で、この先も変らず盛り上げて行くことがきもの専門店の使命かと思っています。
この店独自の強みを活かしながら浴衣コーディネートの提案をさせていただいていますが、ここしばらく客足が止っていることに心配でなりません。
【決算前の「涙市」のチラシ】

決算前の涙市のチラシ
そうした中で年に一度、決算を前にして恒例となりつつある「涙市」の開催が迫っていて、夏物需要がこれからというタイミングで在庫を少なくするためのセールをしなくてならないことに複雑な心境でいる所です。
夏物は割引率が最大で50%Offで、セール中は秋冬物の着物や帯も売場に出すので、こちらは最大で60%Offの割引価格で5日間執り行ないます。
画像は新聞の折込みチラシとなるもので、もっと多くのい人にこの企画をお伝えできればと、今日のブログ記事の写真としたものです。
取りあえず店内に並ぶ商品はすべて割引となりますが、お取り寄せとなる品は割引き対象外となるのでご理解をいただければと思っています。
今日から「涙市」開催に向けて会場作りには入りましたが、着物売場を広げるために重たい什器を動かす必要性があり、人の手が多いときにできればと、売場の一部に畳も入れさせていただきました。
本番は7月25日から29日までの5日間なので、もう少し後でも良かったのですが、会場準備中に浴衣の無料着付け教室も開かれることから段取りを早まることとしました。
いろんな事が頭の中で交差していて、行き届かない点があったことを反省しています。
不愉快な想いをさせてしまったことをお詫び申し上げます。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







