ここのところ台風10号のニュースに振り回されていて、その気持を昨日のブログ記事にて“ギラギラした太陽が恋しい”と言葉にしましたが、今朝目が覚めると真っ青な青空が広がっていたことから、私の願いが通じたのかも・・・。
目に飛び込んできた外の風景は台風とは無縁だったもので、9月2日(月)の京都出張が問題なさそうに思えましたが、テレビを付けてみると各地で台風10号の危害が生中継されていましてね~
台風が迷走していて、1日から2日に掛けて北陸に接近するかもしれないとの報道にガックリ。
JRの切符を購入することができずにいますが、電車が運休になりそうだったら車で京都ヘ向うつもりでいます。
もう少し様子を見て決めたいと思っていますが本当にお騒がせな台風です。
そんなのとを言っていられる自分は幸せなのかもしれません。
台風の被害に遭わせた方は災難としかいいようがありませんが、心よりお見舞い申し上げます。
店は秋の設えへと模様替えを終えて、これからこの店をどう動かしていったらいいのかを考えて行かなくてはなりません。
その足がかりとなるものを京都に出向いて見つけたいと考えていますが、すぐに活かせるというものでもなく、一つの切り口として店の前を通る通行人に秋の品揃えになったことを知らせる看板を出すこととしました。
【秋扉ひらく/の看板です】
地元加賀平野に茜色の夕日が落ち赤とんぼが飛ぶ故郷の秋を背景に、秋物が揃ったことを呼び掛けるイメージ看板となるものです。
「○○○展」という具体的な商品名を明記した看板ではないので、効力がないのかもしれないが、商売に向き合うケジメとして、この店のあるべき姿を伝えられるものになればと考えて店頭に出してみました。
そことに加えて言えば、呑気の構えていられない私への忠告でもあることを自覚するためのものでもあります。
店作りというものは思いついてできるものではなく、計画性を持って順番に組み立てて行くもので、「情報」×「商品」×「販促」×「実効力」が一つになって【形】になるものだと考えています。
私の中での秋商戦は天候とは別次元で、9月1日より動き始めると考えていて、ざわつく心の中にあった「秋扉ひらく」を表に出して看板に移し替えたものです。
この看板を見て店が意図するところを受け止めていただければいいのですが、援護射撃として情報発信にも励みたいと思っています。
【加賀友禅四つ身訪問着と長襦袢】
店内の一角では規模を小さくして「七五三特集」を続けていまして、この画像に写る商品は加賀友禅の四つ身訪問着を軸に向って左側の赤い反物と薄めの黄色い反物が女の子の長襦袢地となります。
(右端の赤い反物は子供用の小紋として紹介させていただいているものです。)
加賀友禅の四つ身訪問着を描ける作家さんが少ないこともあって、ひと昔から比べると生産量が少なくなっています。
そのことに伴って四つ身訪問着に合わせる正絹長襦袢の生産も少なくなっていて、真っ赤の長襦袢となると何処を捜しても目にすることがなくなりました。
何故長襦袢のメーカーさんが作ろうとしないのか不思議でなりませんが、生地の高騰と関係しているのかもしれません。
業界のいろんな物が値上がりしていて、着物の消費量が少なくなっていることもあり、採算の合わない品は、次から次へと廃番となっていって、これまで普通にあったものが消えていく時代になりました。
業界の悪循環がきもの離れを引き起こしていることも考えられるので、残された小売店さんは情報を外にだしてて着物の魅力を伝えて行かなくてはなりません。
そんなことを思うこともあって、誂える七五三着物や長襦袢のことをほんの少しだけ触れてみました。
そして明日が妻の月命日の日でしたが、明日は店から離れられない日となることから、一日早く妻の墓前にお花を手向けてきました。
8月という月の報告と厳しい中でもなんとか店を切り盛り出来ていることへの感謝に、現在の住まいに手を加えることを伝えてまいりましたが、それは私の独り言でしかなくて心細くなるときが時々ありましね~
誰にも心の中を見抜かれないようにしていますが、今でも忘れられない大切な女性です。
「お母さんが横にいてくれたなら」と思うことが少なくないが、不器用な自分を見守っていてください。
そんな想いを伝えてまいりました。
明日が8月最後の一日となります。
台風の動きも気になりますが、素敵な一日になることを願って今日を閉じることとしました。
ではこれにて・・・
お休みなさい。