時間がかかっていた「神無月の会」のチラシの構成を午後に終えることが出来ました。
急いで印刷に回し一息つくことができましたが、次は翌月の店作りと10号の情報紙を作らなければなりません。
ここしばらく時間に追われる仕事をしていますが、この状態はもうしばらく続く感じがします。
暇だと口をこぼすよりも、忙しくしていられることは幸せなことなのかもしれませんね。
幸せといえば、これから紹介させていただくコーディネートにも幸せを呼ぶところがあるやもしれないので紹介させてください。
【織の縞牛首紬できもの遊び】
そのコーディネートを地元の織の縞牛首紬で表現しれみました。
街着となる縞の牛首紬は、ベージュの色をベースにグリーンの細縞で織られていまして、縞模様と無地場を7対3で指し分けて織ったおしゃれ紬かと思っています。
牛首紬の魅力は縞模様にもありますが、その本質は、紬地の適度な生地の「厚み」と「張り」と「柔らかさ」が絶妙に組み合わさっていているところではないでしょうか。
様々な紬に触れていますが、牛首紬しかない安心感が織の紬から伝わってまいります。
その紬はどれも控えめな表情をしていて、帯の合わせ方で表情を変えるところに面白みがあると思っています。
【「幸せの鳥」というネーミングの西陣織名古屋帯】
今日はその魅力をこちらの四つ葉のクローバーをくわえた西陣織の鳥の模様の帯で合わせてみました。
こちらの帯に付けられたネーミングが「幸せの鳥」となっていまして、それは空を飛ぶ鳥と四つ葉のクローバーの模様からも伝わってくるところがあります。
こうした豊かな表情を西陣織で織り上げているのは珍しいといえますが、こちらの「幸せな鳥」を牛首紬に合せたことで面白さが広がっていると言えるでしょう。
こちらの組み合わせでお出かけになったとしたら、心の中での鳥のさえずりが音楽だったりして、心を明るく出来るのではないでしょうか?
【レトロな蓄音機と音符柄の加賀染め足袋】
そのお気持ちを加賀染め足袋の「蓄音機と音符」の模様で表現させていただきました。
「幸せ気分」が帯や足袋からも伝わって来て、まさに幸せを呼び着物コーディネートかと思っています。
回りくどい解説となってしまいましたが、牛首紬をこのような着こなし方で楽しんでみるのも悪く無いと思っています。
このような着こなしを「神無月の会」だけではなく、11月に22日(金)・23日(土/祝)に東京は日本橋で開催予定の「秋の東京展」でも紹介させていただけたらと考えています。
欲張りなご案内となりましたが、記憶に留めていただけたら嬉しく思います。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。