今日は店の女性陣が企画した着物でランチ会の日で、その間、私は店を守るという日となりました。
向う先は白山市の「幸庵」さんで、13名でのランチ会。
一旦店に集まっていただいて、草庵さんのバスで送迎を移動した訳ですが、店内に着物姿が10人以上集まると、圧倒させられるところがあります。
【13人で開いた着物でのランチ会/白山市の「草庵」いて】

草庵さんで昼食を摂ってから河津桜を観る予定でしたが、その名所は蕾状態だったようで、雨も降り出したこともあって、着物で散歩という訳にはいかなかったようです。
少し残念に思うところがありましたが、参加いただいたお客様とコミュニケーションが取れたことをとても嬉しく思っています。
着物で遊び機会をもう少し増やすことができたら思っていっますが、この先の店作りの大きな課題となっていくことでしょう。
お客様中で何か楽しいアイディアがありましたら教えてください。
話題は替わりますが、少し前にお客様の紬の着物から“うわっぱり”を作らせていただいたことをブログ記事にさせていただきましたが、その記事をご覧になった関東地区の方から、お母さんが残したウールの着物を記事に紹介されていたものと同じうわっぱりを作って欲しい相談がありましてね~
そのお着物を店まで送られもらいお見積もり取って、お客様と電話で打ち合わせを終えてから店の和裁士にうわっぱりの仕立てをお願いすることに・・・
【県外の方から依頼されたお母さんが残した着物の「きもの再生」】

そのお母さんが残した絣柄のウール着物がこのような形の「うわっぱり」として『きもの再生』されました。
早速仕上がったことをお伝えし、ブログで紹介させていただいいかの確認が取れたことから、ここにアップさせていただいて次第です。
お母さん着ていた着物がこのような“うわっぱり”として再生したことで、身近に袖を通していただけますし、お母さんの面影を感じていただけるものになったのではないかと思います。
そのような想いを和裁士さんが感じ取ってくれたのか、残った着物生地からブローと作ってきてくださいましてね~
【店の和裁士さんが余り生地で作ってくださったブローチ】

その画像がこちらです。
和裁士さんの行為で作ってきてくれたものですが、そのブローチを見せられたときはとっても嬉しかったです。
お母さんの残した着物と知って作ってきてくださったのでしょう。
その和裁師さんの気持に感激するところがありました。
明日荷物を発送させていただく予定ですが、お客様も喜んでいただけることでしょう。
この店の周りには心の優しい人が沢山いてくれて、その行為に甘えておりますが、多くのお客様や仕事の関係者から元気をいただくことができていて、言葉だけになりますが感謝しております。
その行為に応える意味でもこの仕事に情熱を傾けていくことがこの店の役割かと思っています。
明日は再び京都へ向いますが、素敵な仕入先との出会いがあることを願って今日を閉じることとします。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







