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ようやく春が来たようです。
青い空には白いじゅうたんが浮かび、太陽の日差しも長い間ご苦労様と言わんばかりに温かく包みこんでくれます。
これで長かった冬ともお別れでしょう・・・
私の体調も回復したみたいで、いつもどうりの仕事が出来そうです。
店のお客様に日本三大桜を描く日本画の先生がいらっしゃいます。
中原信子さんという方で、明日4月1日~4日までの4日間、白山市民工房「うるわし」の会場で個展をされます。
その会場に店の備品を貸して欲しいとの相談をいただいていて、持って行ってみるとビックリ・・・
桜を描いた大きな日本画でいっぱい。
それも「うるわし」の会場1階から3階まで全部を使って展示するというだはありませんか・・・。
店にお越しになると、冗談ばかり言っているもので、まさか、こんなにも繊細な絵を描く方だとは想像していませんでした。
明日から中原さんの個展が始まります。
JR松任駅のすぐ前の会場なので、時間が取れる方は是非ご覧になってください。
そして、4月の「卯月展」の案内と「あ・うん」5月号がなんとか仕上がりました。
毎回同じ事を言っているかもしれませんが、手作りの作業は時間もかかるし苦労させられます。
特に震災で自粛ムードが広がっていることや、消費が沈滞していることもあり、会の取り組み方がとても難しく、体調不良と重なるなどして頭を痛めるものでした。
取りあえずは一つ目のハードルを越えることが出来ました。
次はお客様へのご案内と、会に向けての具体的な商品構成の段取りになりますが、これからは自分との闘い。
頑張らなくては・・・
さて、明日から4月です。
職場が新年度のスタート日になるところも少なくないと思います。
私はいつもと変わらない月初めの京都出張で、仕入先を出来るだけ多く回って来るつもりでいます。
今回は卯月展に向けての品揃えが目的ですが、今回の震災で京都も含め、着物産地はどのような影響を受けたのか、これからどうなっていくのかも情報を集めたいと考えています。
そして今日はお母さんの月命日。
今お母さんがいたなら、我が家は、この店は、どのようになっていたのか、どうしても考えてしまいます。
おそらく上の娘は家庭に縛られることなく自由な時間を使っていたでしょう。
店は、これからの店のあり方を相談しながら、二人で新しいことにチャレンジしていたかもしれないし、着付け教室や、好きなお茶に磨きをかけ元気をもらっていたかもしれない。
ない物ねだりを言っていてもしょうがない。
この現状を受け止め、出来ることを一生懸命生きることがお母さんへの恩返しなのかも。
とにもかくにも、新しい月が始まります。
気持ちをリセットして頑張らないと・・・
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






