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或る町会のお祭りの衣裳や子供足袋の採寸を頼まれていて、閉店後に町民が集まる集会場にお伺いしなくてはなりません。
なので、先に投稿を済ませておきたいと思います。
「暑さ寒さも彼岸まで」と申しますが、自然界に時計があるかのように、涼しい風が店内を吹きぬけていきます。
これで夏の暑さが戻ることはないでしょう。
そこで今日は秋の風情に触れてみたいと思います。
秋の七草に萩があります。
「萩」という漢字は、日本人が考えた国字だそうです。
草冠に秋。萩が秋の代表的な植物と考えられていたことがわかります。
手元のある本によると、万葉集では、「芽」「芽子」と書いて「はぎ」と呼ばれていたそうです。
毎年古い株から新しい芽を出すので、「生芽」(はえき)が変化したもの、葉が黄色くなるので「葉黄」(はき)、葉がたくさんついた木なので「「葉木」(はき)、「秋」がなまったものという語源説まであると書いてありました。
随分難しいことを書きましたが、「秋」の語源はさまざまな説があり、中でも「飽き」(あき)だという説がもっとも有力みたいです。
収穫の季節、この季節だけは、食べ物が飽きるほどあり、余った食べ物は、交換したり、売ったりするようになりました。
「秋」にすることだから「あきない」。
商いの語源もここから来ているのかもしれませんね。
受け売りですが、参考になればと思い書いてみました。
記事を書いている最中にもお客様がお越しになられていて、時間の関係で秋の風情にまで届きませんでした。
ゴメンナサイ。
後ろ髪を引かれる思いですが、これにて閉じることの致します。
それでは、よい週末をお迎えください。