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東京は曇り時々雨の一日で、私も東京の天気と同じだったかもしてません。
椿山荘での展示会は私らしい幕の降ろし方で、険しくも教えられる事が沢山ありました。
おそらく新しい道しるべは、この経験の繰り返しなのでしょう・・・
そして、出会いは私を輝かせてくれます。
だからプロと認めていただけるだけの「心と目」を、育てなければなりません。
その想いは「いつかキット」、そんな熱い気持ちに変えるものでした。
ところで東京は人が多過ぎます。
田舎育ちの私からすると、心休まる時間ってあるのかな~・・・なんてことを思ってしまいます。
特に人が押し寄せる駅の人を見ていると、どこか寂しそうに見えてなりません。
物やサービス、それに情報に溢れた中でうごめく人々、ストレスも田舎とは比べ物にならないのかもしれませんね。
ここに映る着物は染めて椿を描いた着物ではありません。
織物の紬なんですよ・・・。
よく出来ていると思いませんか。
ぎっしり柄が詰まっていても、モノトーンのような色の使い方で、このようにスッキリ見えるから不思議です。
とってもおしゃれで、着物にすると映えるでしょうね~
カジュアルな雰囲気を出したくて、合わせた帯は紬織りの八寸帯。
明るい感じを出したくて赤っぽい色の帯でコーディネートしてみました。
映像に映し出すと小紋みたいで、素朴な味を出すことができなかったかも・・・
それでは、気持ちをリセットして、再びこの田舎で頑張りたいと思っています。
遠い町にお住まいの方、これからも長い目でお付き合いくださいね・・・
お休みなさい。