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ここ3日間ほど温かな日が続き、悩まされた寒い冬は何処へやら・・・
身を細めていた桜の木も、歓喜に包まれていることでしょう。
少しばかり家事をかじっていることもあって、外に洗濯物を干せることに喜びを感じていますが、温かさは、掃除や洗濯の地味な仕事に満足感を与ええくれます。
なにげない生活に幸せを導いてくれる春っていいですね~
これも厳しい冬の寒さを知っているから味わえる喜びで、人の心の成長と似ているかもしれません。
辛いことや悲しいことを体験しているから、人の心の温かさを感じ取ることができ、優しい気持ちを持つことができるのかもしれません。
店には、お顔を拝見したことのない人達から、心温まるメールが届いています。
寄せられた文面を読ませていただく度に、店のことを理解していただける人が全国にいらっしゃることを知らされ、迷いが元気へと変わります。
有難いですね~
店の経営は、春の陽気とまでには至っていませんが、豊かな心を失わずに、お客様と関わり合いを持ちたいものです。
先月末のご相談からキリン柄の帯をご紹介させていただきます。
4・5年前のブログ記事に載っていた、キリン柄の帯をご覧になられた関東方面の方からキリン柄の帯を探しているとのことでした。
お世話になった方へのプレゼントに購入をご検討していただいていたのですが、ご予算的に折り合いが合わず、現品を紹介したくて、この帯を使って、おしゃれなコーディネートを考えてみました。
細かな縞柄のお召しに、キリン柄の塩瀬の染め帯を乗せてみましたが、これがとてもおしゃれで心が踊っております。
装いの甘い色合いに、シャングルの木々の茶系色がスパイシーな役割を導いております。
そこに現れる2匹のキリンがとても印象的で、おそらく親子を表現したものだと想像しますが、私たちの知らない世界に引きこまれそうな図案です。
類を見ない帯だけに、外出時には、目にする人の目をくぎ付けにするのではないでしょうか?
それでいて、エレガンスで知性的な装いになるから不思議です。
これはベースにある無地感のお召しとの色合いが絶妙だからでしょう・・・
前は腹の部分で模様が分けられております。
キリンの色に合わせ黄色を帯締めに使いましたが、春の色として淡いグリーンのいいかもしれませんね。
リバーシブルのゆるぎの帯〆になりますが、その時の雰囲気でお好きな色を出されるとよろしいかと思います。
そして帯揚げは、キリンのような大きな水玉模様。
自分で自画自賛しておりますが、とても素敵な装いです。
ご相談者はこの画像を見てくれているでしょうか?
ご予算のギャップを埋めるコーディネートになるといいのですが・・・
この話はここまでにして、春はこのようなおしゃれも楽しいですよね~
着物には古典柄というものがこの時代にも受け継がれていて、紋様図鑑までありますが、このような動物柄は100年後に古典柄として残るのでしょうか?
疑問に思うところがありますが、全国にはアニマル柄のファンが多くいらっしゃることを感じております。
タブーとさせていた模様が和装の世界に生まれ、そのことが切っ掛けで、着物に憧れる方も少なくないのではないでしょうか?
私はもっともっと、このような遊びの柄があっていいと考えている者の一人です。
何故なら、着物に関心を持たない人を和装の世界に引き寄せたいからです。
プライスも含め、障害が少なくない訳ではありませんが、業界人として、手にしたくなる衝動に駆られるプロディースを、いろんな方面から試みることも必要ではないかと思っているところです。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。