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一人で生活をしていると買い物や家の用事など、毎日、こなさなくてはことがいくつもあり、自由を失った生活が続いています。
特に主婦がこなす仕事が面倒で、料理や掃除に洗濯、生活の後始末やゴミ出し、生活費必需品の買い物など、追われるように仕事が尽きないものだと感じています。
この話をすると、いつも同じことを言うようですが、仕事を持って家族の身の周りのお世話をされている主婦って本当に偉いと思います。
ゆとりの時間が欲しくて、こんな話から始まりましたが、要領が悪いのか疲れがなかなか取れません。
最後のエネルギーを絞り出して今日の記事を書くことにします。
ここに水色の振袖をコーディネートしてみました。
雲取りに宝尽くしの文様をちりめん素材に染めた古典柄になりますが、安心できる着物柄といえるでしょう。
お母さんの目線からすれば、二十歳のお祝いに着せてみたくなる振袖ではないかと思います。
近頃は振袖がセット販売が主流になっていて、このような古典柄が年々少なくなっていましてね~
それだけに新鮮さがあるのではないでしょうか?
作られている振袖の色が、赤・ピンク・黒系が多く、このような水色は着映えのする振袖かと思っています。
可愛さが漂う色合いを黒地の七宝柄でビシッと締め、濃いブルー地の平織りの帯〆で大人のムードを引き出してみました。
ここでは帯揚げや重ね衿などがコーディネートされていませんが、清楚で知的な装いになることでしょう。
流行もなく、着物のお手入れをしっかりされていてば、次の世代にも生かせる振袖です。

昨年くらいから、パンフレットに紹介されている振袖に満足できない方が増えているのか、本物志向のお客様が増え始めている気がします。
私の店にもセット商品とは違う品で、お見立て相談をいただく機会が増えていますが、着物のお見立ての中でもっとも難しいのが振袖なんですね~
高価な品だけにご予算とご家族の好みが優先されると、コーディネートが濁ることがあってとても神経を使います。
そのハードルを越えるのが私たちの仕事ではありますが、色合いの組み合わせや素材に妥協したくなくてね~
そのことで喜ばれることもあれば、縁が切れることもあり、店との相性みたいなものがあるのかもしれません。
たまたま明日、振袖のお見立てをさせていただく訳ですが、コミュニケーションが充分に取れていないだけにとても緊張しています。
そして明日は石川県の十三詣りの日です。
今回は振袖の見立てがあって手伝いに行けませんが、どちらも素敵な一日になることを願って今日を閉じることに致します。
それでは、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






