◆
2月2日の午前中、京都に雪が舞落ちている写真です。
今回の京都出張は大雪で家に戻れなくなり、予期せぬ事態に巻き込まれました。
予定では二日掛けて仕入れ先を見て歩き、夕方の電車で戻るつもりでいました。
ところは二日目の午前中に訪れて仕入れ先で、昨夜のユュースで白山(私が住む町)に たくさん雪が降っている映像を見ましたが、よく出てこれましたな~・・・。
と言うのです。
確かに昨夜(1日)のニュースで日本海側が大雪で交通網が乱れ、京都にも雪が降り寒波が日本列島を襲うとのことでした。
私は天気が荒れる前に京都入りしていたので大丈夫でしたが、地元の雪の話しを聞いたことで不安がよぎり、もしかしたら、電車が大幅に送れるかもしれないと思い早めに戻ることを決めたのです。
そして京都駅へ行ってみると、JRのサンダーバードが動いていません。
「エッ・・・!」
係り員に聞くと、午後6時過ぎの電車だったら動くかもしれないが、それもハッキリしたことが言えない状態だというのです。
「さ~・・・どうしょう」
遅い時間になれば動くに違いない・・・と、かすかな期待を寄せ、駅周辺で時間をつぶすことにしました。
京都はこんなにも天気がいいのに、北陸方面が雪で荒れているとは、どうしても納得できません。
重たい荷物を持ってブラブラ、
伊勢丹の地下でお茶菓子を買い、、紳士服売り場でカッターシャツを買ったりして時間をつぶし、午後5時過ぎに改札口に行ってみると、今日は終日動かないとのこと。
その事実を知った時はガッカリ・・・
疲れが「ど~と」出ました。
しょうがない、諦めました。
すぐにホテルを予約し、3日の早朝に戻ることにしたのです。
朝一番の京都発サンダーバードは7時38分。
この電車が時間どおり動いてくれれば、店には朝10時頃に入れます。
ホテルのフロントにJRの運行状況を調べておいて欲しい頼み、その腹積もりで床に入りました。
そして朝6時フロントからの電話、
湖西線のサンダーバードだけがハッキリした情報が出ていないというのです。
ならば京都駅で確認したほうが確かです。
身支度を早め、京都駅に行ってみるとサンダーバード1号は動いていました。
早朝の京都駅は、夕方の混雑とはまったく違う表情をみせていて、人もまばら。
動くとなれば、たくさんの人が乗車することが考えられるので、先に指定席を求めることにしました。
早朝なのに長い列に並び、指定席を頼みと、
「満席となっていまして・・・」
「え~・・・」
「待ってください、今キャンセルが出ました」
助かった~
これで一安心です。
京都の空は青く晴れわたり 、今置かれている状況が嘘みたいでしたね~
電車が入るホームは夕方のラッシュ時と変わらない人で溢れ、足止めになった人が多い事をうかがわせるものでした。
定刻通り7時38分に京都駅を出発。
それから長い長い旅が始まったのです。
動き始めて数分、大津駅で停まり、再び動き始めたかと思ったらまたもや安曇川駅で停まり、長い時間が過ぎた頃でした車内にアナウンスが・・・
次の駅、近江今津駅で一旦京都駅に引き返し、米原駅周りで敦賀駅に向かうとの案内が入りました。
車内にどよめきが流れます。
停まっていた時間が長いこともあり、怒りを通り越したのか誰もが諦め顔でしたね~。
ところがほどなくして、再びアナウンスが流れました。
除雪が終わり、このまま金沢へ進むとの案内が入ったのです。
その時は歓声が上がりました。
記憶が確かではありませんが、その時点で12時を過ぎていたように思います。
立ち停まっている間、電話で仕事の段取りをしている人や、状況を職場に連絡を取り合う人で、デッキが人で溢れ、忙しい日本人の姿が浮かび上がります。
そしてまた動き始まると、次は京都大阪に向かうサンバーバードの乗客を長原駅で一旦載せて、後続の電車に移し変えるというのです。
電車は走り出し、長原駅で停まると、立ち往生していた乗客が乗り込み、指定席の通路もすし詰め状態になりました。
満席の状態に、登りの乗客を乗せる訳ですから、すし詰めの状態が創造出来るかと思います。
屈指の思いで乗客を乗せて走ったかと思うと、トンネル内でまたもや停止です。
そのアナウンスは、鹿を引いたのでその処理の停まったとのこと。
めったとないことが重なる時は重なるものです。
呆れて言葉も出ません。
このような言い方は正しくはないのかもしれませんがお腹は空くし、正常に運行しているとしたら最初に留まる敦賀駅にたどり着くことも出来ていないのです。
私はいつになったら障害のない運行ができるのか、そんないらだちもあったように思います。
そしてようやく敦賀駅に着いたのが午後の1時53分、3時間20分遅れだとアナウンスが流れていました。
その後は問題なく動きましたが、なんと、店に戻ることが出来たのは午後5時だったのです。
京都駅で電車に乗り込んだ時には、午前10時過ぎに戻れると思っていたのに、今回の大雪で7時間近く遅れたことになります。
疲れましたが、昨日の運休でなんとしてもお客様を運びたいというJRさんの思いが伝わる出来事だったように思います。
車内ではいらだつ状況もありましたが、JRさんのご苦労が手に取るように解るだけに、無事運んでいただけたことに感謝申し上げたいと思っています。
ありがとうございました。
それにしても、2時間半で帰れる我が家が、なんと10時間近く掛かったことになります。
こんなにも遠いとは・・・
初めての体験でした。
京都出張の話題とは違いましたが、私の二日分の記事とさせていただきます。
今日はグッスリ眠れると思います。
それでは皆さん、お休みなさい。