現在、新しい色無地の着こなし提案をしているところですが、地域にお住いの方々になびかないところがありまして辛いところがあります。
私の提案力の乏しさを否めません。
されど、色無地の素材にもよりますが、コーディネートの仕方で装いの表情を変えるのが色無地というものです。
そんな想いもあって、個性的な色無地のコーディネートを紹介させていただこうかと思います。
過去にこのブログで紹介させていただいた着物と帯をコーディネートに使っていることもあり、サラッと流す程度に解説させていただくことと致します。
私がコーディネートさせていただいたのはこちらの映像で、黒地のモダンな帯を色無地に合わせると、着物初心者の領域を越えたおしゃれ感があえうでしょ・・・
これは色無地が式服としてしか着れないと思っていらっしゃる方の固定観念を覆すもので、今回の会の趣旨である略礼装と着こなすだけでなく、おしゃれな装いとしても活用が可能な提案でもあります。
正面の表情はこのような感じで帯〆と帯揚げを加えてみました。
綺麗な装いでありながらも高貴なエレガンスも引き出されて「ステキ・・・!」と、うなずかれる方も多いのではないでしょうか?
この装いに一味違った花を添えているのが、こちらのスワロフスキーの半衿かと思います。
内に秘めたおしゃれな感性がはじき出され、語らずとも伝わる静かなる大人の魅力に打ちのめされそうです。
こちらのスワロフスキーの半衿はシルクで¥19,440となりますが、このような着こなし方でおしゃれを楽しむことができることを頭に置いておいてください。
ところで、ここに使った黒地の帯が或るチェーン店で当店販売価格の倍以上の価格で店頭の並んでいたことを、昨日ご来店があったお客様から聞かされました。
お客様はその商品を勧められたそうで、お値段の値引き率が少しずつ大きくなっていったそうです。
その話を聞かされて、コリもぜず、まだそのような販売のやり方をしている店が存在しているかと思うと悲しくなりました。
それはまさしく、業界への不信感を招くもので、お客様と素敵な関係を築くものではないからです。
多少の販売価格の違いは、お客様の立場からすればあってはならないことでしょうが、これも仕入れの仕方でお値段の付け方が変わるのは避けられないところがあります。
とはいっても、取り扱う以上は注意を払わなくてはなりません。
しかし、値引きをすることを頭に置いて驚くようなプライスを付けるというのは、着物に対する信頼を失う行為で、しいては着物離れに繋がることになるのではないでしょうか?
たまたま昨日、送られてきた着物業界の呉服店離れの記事を読んで時でもあったもので、ガッカリさせられるものがありました。
余計なことだったかもしれませんが、書きたい気持ちを抑えることができず書いてしまいました。気分を悪くしたかもしれませんね・・・
さて、今日の記事は浮いたり沈んだりしておりますが、もう一つ皆さんにお伝えしたいことがあります。
それは、来週の「土」「日」に東京銀座の或る会場で着物と帯の展示会があり、数件のお客様のご来場が見込まれることから東京へ向かいます。
そこで、関東方面の方で展示会に関心をお持ちでしたら、お立ち寄りいただけないものかと思うところがあり、ここに、ご案内を入れさせてください。
2016 春の銀座 「ひしの美会」
会期:2月20日(土)・21日(日)
会場:銀座フェニックスホール(中央区銀座3-9-11 紙パルプ会館2階) ☎03-3543-8118
銀座松屋の後ろで徒歩1分くらいにある会場です。
その会場に私がおりますので、受付で私の店の名前を言っていただけらお会いすることができます。
或るお客様は敷居が高くて覗けないと言われていましたが、私がサポートさせていただくのでご安心ください。
私の想いは、お買い物よりも新しい出会いが、次なる関係性を築くことができればと思ってご案内させていただくもので、着物の縫い直しやシミ抜きなど、何でもご相談に応じたいと思っております。
ご案内状がなくても覗けますが、ご案内状を送ることもできますのでメールや電話でご連絡ください。
誠に虫のいいご案内かと思いますが、私の気持ちをお汲み取りいただけたら幸いに存じます。
これで私の伝えたいことを書くことができました。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。