石川県の桜も満開となりましたが、あいにくの曇り空で肌寒さを感じる風が吹いた一日で、どちらかといえば絶好の花見日和とは言えなかったかもしれませんね。
少し残念な日曜日でした。
店はいつもの日曜日よりお客様が多い日ではなかったかと思っていますが、そろそろ、今月の21日から始める「刺しゅう展」に向けての品揃えと売り場作りを始めなくてはならないと思っています。
同時にネットからの情報発信も必要かと考えていて、これまでに刺しゅう作家・森康次さんの話題をいくつか記事にしてまいりましたが、刺しゅう展では森さんの作品以外にも着物や帯、そして和装小物も含めて刺繍された商品を充実させたいと考えております。
そこで今日は、和装小物の分野から刺繍の鼻緒と草履の提案をさせていただきます。
鼻緒と草履台を組み合わせたセミ・オーダーメードの提案になりますが、今回は高さのある草履台を準備してみたのでご覧ください。
その一つが映像に映る草履台と刺繍鼻緒の組み合わせです。
かかとがの高さが6.5㎝あるもので、エナメル使用の白っぽい草履台になります。
スリムな形をしていて、フォーマルの着物の合わせていただければと考え、エレガンスな香りがする刺しゅう鼻緒を載せてみました。
爽やかさがあって素敵ででしょ・・・
この草履台の横巻きがおしゃれなんですね~
天と底にラインが入り、底のラインには、かがとを取り巻くようにして銀線を入れたものです。
これも鼻緒の合わせ方で表情を変えるものですが、私のお気に入りの草履台でもあります。
その色違いとしてアイボリーの草履台も用意してみました。
合わせた刺繍鼻緒は宝尽くしに模様です。
底のラインには金線を入れています。
品があって素敵でしょ・・・
こちらは形の高さも同じもので墨系の艶消しの革を使ったものになります。
そして横巻きのラインは白。
その草履台に色違いの宝尽くし柄刺繍鼻緒を合わせたものです。
いずれもすげ上げると4万円代の金額になりますが、履きやすさとおしゃれ感のあるものだと考えています。
他にも違った草履台と刺繍鼻緒を用意していまして、刺繍鼻緒では犬さんや兎さん、猫ちゃんのようなユニークな品もあります。
こんな感じで、草履も刺繍の鼻緒で提案してみたいと思っています。
まとめきれない記事になりましたが、刺しゅう展では着物や帯だけではなく、和装小物の分野でも刺繍にこだわってみたいと考えているので、是非覗いてみて下さい。
刺しゅう展の開催はまだ先のことですが、さまだまな情報を出しながら会の準備を進めたいと思っている私です。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






