この5月を浴衣にこだわってみましたが、考えていたような成果を生み出すことができまんでした。
季節的に少し早いことも考えられますが、いつもの年とは様子が違うことを感じております。
それが何なのかと問いかけられても返答に困りますが、ネット社会の向上と共に情報が溢れていて、お得感が消費を動かす社会が色濃くなっているのではないでしょうか?
私の立場から申し上げれば、商品の価値を見極められる方が少なくなっていて、安心を買うというよりかは、お得感やサービスが優先されている気がしてなりません。
昨日、私が関係している商工会でネットショップで自社製品を売り出すという説明会がありまして、そのサイトを運営している会社側から、幾つかの成功事例が紹介されたのですが、ポイントがついたり送料無料というホームページの作り方は有効的で結果を残しているそうです。
そしてそれがネットショップの流れみたいです。
サービス過剰とも思える実態に気づかされた訳ですが、そのような買い物のあり方がエスカレートしていったら、実店舗でもネット社会にあるサービスがないと買い物に繋がらないことが起きて来るのではないでしょうか?
かつてお客様は神様だと名言を残された有名人がいましたが、今の時代は仕掛けが優先されているかのようで、どことなく寂しさを感じてなりません。
浴衣市場は若い世代が注目しているだけに、古い人間が集まる和装業界にその波が押し寄せているのかもしれません。
仮にそうであったとしても、これまで以上にこの仕事に誇りを持ち、きもの専門店の切り口で違った実例を残したいのですが・・・
世の中の流れを知らされる度に考えさせられていますが、世の中のニーズがどんなに変化しても大切なことを見失わないようにしないといけませんね。
さて、話題はガラリと変わり、楽しめる世界へと道案内をしてみたいと思います。
それがこちらの象さんの染帯です。
夜空の象のサーカスをイメージして染められたものだと思いますが、可愛いでしょう。
おしゃれ着として小紋や紬の着物に合わせて楽しんでいただけるもので、地色が黒地とあって着物の地色を選ばないのではないでしょうか?
これからの季節には不向きな素材ですが、秋が訪れ衣更えが始めれば活躍できる場が広がることでしょう。
心が和むこのがあったので、紹介させていただきました。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。