ゴールデンウィークの後半となった今日は雨がぐずつく肌寒い日となり、有意義なお休みを取れなかったのではないでしょうか。
ゴールデンウィークを楽しむといことが無縁となっている私で何故か外の様子が気にかかります。
雨が降る日はショッピングモールとか室内で時間をつぶせる所に人が集まっているのではないかと思ったりしていますが、私の店は休日になると人が来ることが少なくて悲しくなります。
悔しく思いますが、家族サービスディとなれば分がないのも仕方ないことなのかも・・・
さて、今日は紬などに合わせる帯として染織作家が作られた八寸帯を紹介してみたいと思います。
その一つが藤岡敏江氏が手掛けた、たて絣の全通柄の八寸帯です。
はんなりした色合や模様の素朴さに深い味わいがあり、故郷を感じさせられるものがあります。
白っぽい紬に合わせていただけますし、紺地の結城紬などにも無理なく合わせていただけるのではないでしょうか?
とても締めやすくて、作り手の優しさが伝わってくる帯だと思います。
そしてこちらの八寸帯は、越前和紙を用いて作られた帯です。
作り手は竹内康子さんと言う方が、綿100%のたて糸に、よこ糸を越前和紙80%と綿20%の糸で織り上げたものなんですよ。
和紙を使って織ったとは思えないほどのしなやかさと、適度な張りを持たせていて、単衣の紬などに合わせていただけたら爽やかでしょうね~
藍をベースとした格子柄という帯の表情も、他にはない魅力を秘めていて、年代幅の広い帯だと思っております。
いずれの品も作り手の想いが秘められていて、着物を知る方がお締めになると装いに深みが出ることでしょう。
このようなお品が市場にはあまりないので、是非参考にしていただきたいと思います。
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。