ある時、京都の仕入先の方に着物に入れる 「家紋」 の意味を教えて頂き、とても印象に残っていたもので紹介します。
結婚式に着る黒留袖、お葬式に着る喪服にはいずれも五ッの家紋が入っています。(背中に1ッ、胸に2ッ、袖に2ッ)
背中の紋は先祖を意味し、両方の胸の紋が両親、そして両方の袖の紋が兄弟や親戚だそうです。
家紋の入った着物を着た時は、先祖や家族が一緒にいるということです。
特に背中の紋には、ご先祖様がいつも後ろから悪いことをしないか見守っているとのことでした。
その家紋の話を聞いた時、とても解かりやすく 理に適っていると思い、以来何度か情報誌などで紹介しています。
しかし、家紋の入る着物をご準備して頂いた際に 「ご紋は」 と、尋ねると知らない人が多く、家紋が解からないお客様には、お墓の正面に彫ってある紋を見た来て下さるよう お願いしたりしています。 時代と共に受け継がれて来た日本の文化が、薄らいでいる事を感じ誠に寂しく思っています。
ちなみに家紋は、紋の周りに○が入ります。男物の紋も同じです。そして女性には○が入らないのが一般的ですが、日本の一部の地域では女性にも○が入る所があるようです。
ブログファンの方々は、自分の家紋をご存知ですか・・・・・

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







コメント
はじめまして。
着物ブログ楽しみです。TBさせていただきました。
これからもよろしくお願いします。
家紋 個紋 オリジナリティーの時代
先日買った色無地につけた家紋は刺繍紋。
紋の名前は、、内緒です。
かなりオリジナリティーのある紋です。
本で調べて自分で選んでつけていただきました。
女性の場合、家紋だからといって必ずしも実家や嫁ぎ先の家の
紋をつけなくてはならないということはないのですよ。
それどころか、紋って自分で考えたりしてもいいんですよー。
ちょっと面白い世界です。
最近は、家紋とか個紋ブームですよね。
自分らしさや新しさの演出の中に、こうした日本の古くて良いものが
うまく取り入れられるというのは実に興味深いものです。
私は実はかわいらしく「うさぎ」とか紋に入れたかったんですが、
まあ永く着ていくお着物なのでそこは大人しくしておきました。
着物の着方は参考になります。
高価な着物が増えてきたら心配。火災保険には入ってたかな?
私のブログを見て頂き嬉しく感じてます。そしてきものが好きなことを知り とても嬉しく思います。どうかこれからもきもの好きでいて下さい。