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ようやく涼しくなり、お客様が少しずつ遊びに来ていただけるようになった気がしています。
日本の四季と動く店はゆっくり動き始めたのかもしてませんね。
店に新しいショールが入荷いたしました。(素材 ウール85%・シルク15%)
インド・カシミール地方の極細ウールを使った幅約70㎝×長さ約190㎝の一枚仕立てのカラフルなショールです。(お値段は¥18、900の品)
この品は秋号の美しいキモノにも紹介されていますが、27色もの色が揃えられていて、この5色をセレクトしてみました。
ユニクロさんのように全色品揃えできればいいのですが、手始めに綺麗な色からのスタートです。
洋服にも活用できるところが、求める側からすれば面白いのではないかと考えていて、軽くて温かいのが特徴でと思います。
色で遊ぶという提案、地域の方に受け入れていただけると嬉しいのですが・・・・・
先日から私の仕事である「きもの業界」のこれからのあるべき姿をあれこれと考えていたのですが、商売の基本である信用と安心を築くことは言うまでのありませんが、それ以外に着物の面白さが提案できるショップであることが求められているように思います。
面白さの提案とは、行動を示すもので単に待つ商いではありません。
また、お客様を呼び寄せ何か一点でもといって売り切る商いでもありません。
加えて言うのならディスカウントに軸足を置いて続ける商いでもなくなったようにも思います。
着物が欲しいと思っている方が、情報を集め選ぶ時代で、お客様が納得できるものがないと買い物に繋がらないのが今の時代だと考えています。
それは着物や帯などの色柄なのか、装いのコーディネートなのか、リーズナブルな価格帯なのか、サービスなのか、人それぞれに求めているものは異なりますが、常に情報を発信していないと店の特徴を知ることもなく、忘れ去られてしまうのがこの業界です。
私達はそのことに気付き、今何をしないといけないのかが問われているように思います。
小売店と消費者の関係の中で、何を売ってもいいという時代は終わりました。
今だからこそ、新しい風を店側から吹かさないといけないと考えている私です。
そして今日、10月の情報紙114号が仕上がりました。
毎回苦労させられますが、これは私の店作りの基本です。
9月のスタートが少し遅れましたが、気合を入れて秋に突入です。