創作四字熟語の切れ味にあっぱれ・そして20年前を振り返る

今日は面白い話題を紹介したいと思います。

 

たまたまネットで知ったのですが、住友生命保険相互会社が20年前から、一年間の世相を表現した「創作四字熟語」を広く一般の方から募集していて、その最優秀作品が今日発表になりました。


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その作品を目にした私は、作品のユニークさに感心させられる共に、うなづきながら苦笑い。

20回記念してこれまでの作品が紹介されていたので、日本の足跡を振り返る意味でアップしてみました。

 

それでは21世紀を振り返ってみてください。

 

 ―創作四字熟語―

 

2009年(平成21年)

 遠奔千走・とおほんせんそう (東奔西走)

 ・土日休日の高速道路料金が遠くまで走っても千円に!!

 

2008(平成20)

 苦労長寿・くろうちょうじゅ (不老長寿)

 ・後期高齢者医療制度。長寿医療制度という愛称もむなしく何かと不

  評。

  

2007(平成19)

 医師薄寂・いしはくじゃく (意志薄弱)

 ・医師不足による急患問題。

 

2006(平成18)

 住人怒色・じゅうにんどいろ (十人十色)

 ・耐震強度を偽装した建物とは知らずに買った住人、怒りの色は隠せな

  い。

 

2005(平成17)

 無職無習・むしょくむしゅう (無色無臭)

 ・ニートの増加は大きな社会問題に。

 

2004(平成16)

 様様様様・よんさま (ヨン様)

・ヨン様!

 

2003(平成15)

 八方取税・はっぽうしゅぜい (発泡酒税)

 ・あらゆる所から税金を取ろうと、発泡酒も増税。庶民は泣きました。

 

2002(平成14)

 日本熱闘・にっぽんねっとう (日本列島)

 ・サッカーW杯では日本全国が熱くなった!

 

2001(平成13)

 万国胸痛・ばんこくきょうつう (万国共通)

 ・米国でのテロ、それに対する報復。世界はどちらにも胸を痛めてい

  る。

 

2000(平成12)

 圏外孤独・けんがいこどく (天涯孤独) 

 ・いつも携帯電話でコミュニケーションをとっている人にとって、

 圏外になった時の孤独感はひとしお。

 

ご覧のなられて記憶がよみがえっている方もいたっしゃるかと思うますが、表現の仕方が明確で面白いでしょう・・・。

 

このアイディアを考えた住友保険会社もすごいですが、世相を振り返り考え出した四字熟語に「あっぱれ」と言いたいです。

 

ちなみに明日はこの地域の成人式です。

この四字熟語も20年前に生まれたということで、その当時の世相を住友保険会社が集められているので振り返ってみてください。

 

《主な出来事》

・円相場急落、バブル崩壊はじまる
・東西ドイツ統一
・秋山豊寛氏、ソ連宇宙船で日本人初の宇宙飛行

 

初回1990年(平成2年)の最優秀作品は、「異旗統合」(いきとうごう)で、説明元の言葉は「意気投合」・・・東西ドイツ統合を表現したものです。

 

優秀作品の中から、「七転八騰」(しちてんばっとう)・・・「七転八倒」から来ている熟語で、7回の土地転がしで地価が8倍に騰貴した庶民の苦しみらしいです。

他にも「容姿鍛練」(ようしたんれん)・・・容姿端麗。

フィットネス・ブームだったみたいですね~

 

「一願祈気」(わんがんきき)・・・「湾岸危機」。

中東湾岸危機の回避のため世界中が祈る気持ちいたのは1990年だったんですね~

 

こうして20年前を振り返るとバブルが弾け始めた時代ですが、今と比較するといい時代だったことを感じています。

 

その時代に生まれた子供達が明日成人式か・・・

 

私も随分年を取ったものだと、二女が生まれていなかった我が家と妻のことを思い出していましたが、まさか20年後にお母さんがいなくなっているとは・・・

 

この記事を見た後に、複雑な気持ちになっていた私でした。


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